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コンピュ-タ個体識別システムによる群飼豚の管理とウェルフェアファ-ムの確立

Research Project

Project/Area Number 03660288
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 畜産学(含草地学)
Research InstitutionAzabu University

Principal Investigator

吉本 正  麻布大学, 獣医学部, 教授 (70009546)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷田 創  麻布大学, 獣医学部, 講師 (20197528)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords繁殖豚管理 / 家畜福祉 / 群飼育管理 / コンピュ-タ管理 / 個体識別自動給餌装置 / ファミリ-ペンシステム / ウェルフェア・ファ-ム / ポ-コ-ドシステム
Research Abstract

近年,西欧諸国においては家畜福祉の思想が発達し,家畜を狭い施設に閉じ込めることなく,飼育環境を快適にするための管理法が検討されている。これまでの繁殖豚集約管理システムは生産性の向上と管理の省力化に多大な貢献をしてきたが,豚の行動を制約するスト-ル飼育は,異常行動や疾病の増加を招き,豚の習性を無視した飼育法となっている。当研究は,家畜福祉の立場から,これを改善するために,スト-ルを用いない繁殖豚の家族(雌雄)群管理モデル(ファミ-ペンシステム)の有用性を検討し,コンピュ-タ自動給餌システムにおけるフィ-ドステ-ションの改良を試みたものである。
供試豚は大ヨ-クシャ-種及びその交雑種の繁殖雌雄8頭と大ヨ-クシャ-種の種雄豚1頭である。今回は,繁殖豚の群飼管理において,社会的順位の低い豚でも採食の可能なフィ-ドステ-ションを開発するため改良A型として,入口と出口を従来型より長くし,扉を二重に設置したタイプを試作した。さらに改良B型として,威嚇防止壁を設けるとともに運動場内に迂回柵を設け,出口から出た豚が直ちに入口に戻れないようにした。各個体の行動は赤外線暗視カメラおよび4画面システムを用いて調査した。
その結果,従来型は社会的順位の影響が大きく作用したが,改良Aおよび改良B型では,その影響は小さく,優位豚と劣位豚におけるフィ-ドステ-ションの占有時間の差を縮めることが可能となった。また改良型では豚の所在地が分散し,フィ-ドステ-ションの入口付近に集中して闘争する回数を減少することができた。さらに改良B型における迂回柵の設置は同一個体によるフィ-ドステ-ションの連続使用を制限する効果が認められた以上のことから,豚のウェルフェアを考慮したファミリ-ペンシステムとして,改良B型の構造が,繁殖豚の群飼豚管理に適していると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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