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同一再生軸索の経時的形態解析ーin vivo直接観察の試みー

Research Project

Project/Area Number 03670028
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 神経解剖学
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

遠山 稿二郎  岩手医科大学, 医学部, 助教授 (10129033)

Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords再生軸索 / ルシファ-イエロ- / DiI / 脊髄神経節 / 生体内直接観察 / 凍結融解神経移植 / 経時的形態解析 / ラット
Research Abstract

本研究の目的は、末梢神経系における再生軸索の形態をin vivoで調べ、その経時的変化を明らかにすることである。その第一段階として、ラット脊髄神経節(DRG)内に、当初、標織物質として予定していたルシファ-イエロ-を投与し、どの程度の生存期間で移植片内の再生軸索先端部に達するかを検討した。その結果、移植片内の再生軸索には本色充は認められず、本研究の実験期間(7日以内)では移植片まで到達しないことが示された。そこで、これに替わる標識物質としてDilを用いたところ、投与後5日で、多くの蛍光性色素を含む再生軸索が移植片内で観察され、標識物質の移動距離の点ではDilがより優れていることが明らかとなった。しかし、Dil投与例では、軸索内の色素が小顆粒状に観察されることが多く、ルシファ-イエロ-と比較し、必ずしもその形態を忠実に表現していない。この点を考慮し、以下のような新たな実験系を考案した。DRGを坐骨神経の近くに移植し、このDRGに直接、凍結融解神経束を縫合し、ここから移植片内に再生する軸索の形態について検討を加える系である。その基礎実験として、ラットのDRG(L4、L5)を大腿部の坐骨神経近くに2週間おいと所、移植されたDRGの神経細胞は生着し、多くの再生軸索を伸長することが確かめられた。この系では移植片と細胞体の距離が格段に近くなり、ルシファ-イエロ-が再生軸索先端まで到達することが十分期待できる。
なお。色素蛍光の観察時の励起光による減衰と言う問題点もある。各時期での結果を通常の落射型蛍光顕微鏡で一度写真撮影すると、次の時期には蛍光性が失われ、同一部位の新たな写真撮形ができない結果となった。今後、より明るいレンズ系、微弱な蛍光でも感知できるテレビカメラ/ビデオ録画装置の使用が必要となろう。以上、再生軸索の生体内観察を実現するため克服すべき具体的課題が明らかとなった。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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