新しいカテゴリ-に属する下痢原性大腸菌の病原論と分子遺伝学
Project/Area Number |
03670223
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
細菌学
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
山本 達男 順天堂大学, 医学部・細菌学, 講師 (80095843)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 下痢原性大腸菌 / 分子遺伝学 / 細菌病原性 / 粘着遺伝子 / DNA診断 / ヒト小腸粘膜 |
Research Abstract |
ヒトに下痢を惹起する下痢原性大腸菌は、腸管病原性大腸菌(EPEC),腸管毒素原性大腸菌,腸管侵襲性大腸徴,腸管出血性大腸徴,腸管凝集粘着性大腸菌(EAggEC)の5つのカテゴリ-に大別されている。このうち,EPECとEAggECはHEpー2細胞あるいはHeLa細胞への粘着様式で分類される。 本研究では、タイと中南米で下痢症患者から分離された大腸菌について、HeLa細胞,プラスチック,ヒト小腸粘膜への粘着様式を走査電顕によって解析し、再分類を試みた。そのうちの数群についてはプラスミドと粘着遺伝子解析を行い、PCRによるDNA診断法を検討した。 ClassIEPEC:既報の如くHeLa細胞上でmicrocolonyを作る一群は、プラスチックに粘着するものと粘着しないものに区別された。いずれもヒト小腸粘膜の絨毛には強い塗着性を示したが,回腸のパイエル板M細胞には親和性を示さなかった。 EAggEC:既報の如くHeLa細胞上で凝集した粘着を示す一群は、Baudryら(1990)のDNAprobeで陽性を示すものと陰性結果をかえるものに区別された。上記のDNAprobe陽性株も、本研究で作製したヘマグルチニン遺伝子解析用PCR系で調べると中南米株とタイ株に分けられた。いずれも、プラスチックとM細胞に強い粘着性を示した。新しい病原体(候補)の特定を急いでいる。
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Report
(1 results)
Research Products
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