Project/Area Number |
03670226
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
細菌学
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
横地 高志 愛知医科大学, 医学部, 教授 (20126915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深田 允子 愛知医科大学, 医学部, 助教授 (70065548)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | LPS / 補体 / アジュバント活性 / マンノ-ス結合蛋白 / 内毒素 / リポ多糖体 / 肺炎桿菌 / クレブシエラ |
Research Abstract |
マンノ-スホモ多糖体を0抗原多糖体部分にもつ肺炎桿菌リポ多糖体は、大腸菌、サルモネラ菌のリポ多糖体に比較して1000倍以上高い補体活性化能をもっていることを見いだした(Yokochi,T.et al.,J.Immunol.144:3106,1990)。この強力な補体活性化能は、肺炎桿菌リポ多糖体がもつ極めて強いアジュバント活性と密接に関連している。これらの特徴的な生物活性はマンノ-スホモ多糖体部分をもつリポ多糖体に限られ、マンノ-スホモ多糖体部分の関与が推定された。今回、マンノ-スホモ多糖体がどのような機序で補体を強力に活性化するか、血清補体成分や補体活性化に関与するマンノ-ス結合蛋白などとマンノ-スホモ多糖体との相互作用を検討した。我々は、ヒト血清と肺炎桿菌リポ多糖体と反応させ、補体活性化をさらに詳細に検討したが、ヒト血清の検体によって補体活性化にかなり差がみられた。その検体個々の補体活性化能と補体成分の蛋白量とあまり相関がみられないことから、補体以外の血清蛋白が関与していることが示唆された。そのマンノ-スホモ多糖体を反応する血清蛋白の同定を試みているが、現在いくつかの蛋白が検出されてきている。未だ、マンノ-ス結合蛋白かどうか不明である。一方、マンノ-ス結合蛋白を酵母由来マンナンを用いて、ヒト血清から現在精製中である。マンノ-ス結合蛋白に対する抗体で反応する蛋白が精製されつつあるが、まだ単一な物質となっていない。しかしながら、精製中の蛋白がマンノ-スホモ多糖体部分をもつ肺炎桿菌03リポ多糖体と結合することは予備的な実験で確かめられた。
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