幼弱B細胞の分化を駆動させるcDNAクロ-ンの単離
Project/Area Number |
03670249
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
杉山 治夫 大阪大学, 医学部, 助手 (70162906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 雅史 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
相馬 俊裕 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
三宅 正剛 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
岡 芳弘 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 幼若B細胞 / cDNAサブトラクション / Abelsonマウス白血病ウイルス |
Research Abstract |
Abelsonマウス白血病ウイルスでトランスフォ-ムしているため、許容温度(35℃)で培養すると増殖すのみであるが、非許容温度(39℃)で培養すると、分化が誘発される未熱B細胞株SPL2ー1ー2を用い、幼弱B細胞の分化を駆動させるcDNAクロ-ンの単離を試みた。許容温度で維持しているSPL2ー1ー2の培養温度を、非許容温度に上げてから7日目の細胞(分化が強く誘発されている時期)から、ployA^+RNAを抽出し、f1 originをもったvectorを用いてcDNAライブラリ-からf1 oriを用いて、antiーsense ssDNAを作製し、一方、Abelsonウイルスでトランスフォ-ムした線維芽細胞及びプラズマ細胞からmRNAを抽定し、biotin化した。このbiotin化mRNAと先のantiーsense ssDNAとの間で、hybridizationを行ない、avidinカラムを用いて、hybridizeしなかったantiーsense ssDNAを集めdsDNAに換え、SPL2ー1ー2にのみ発現し、線維芽細胞やプラズマ細胞では発現しないcDNAクロ-ンを単離した。そのうちの1つのcDNAクロ-ンであるSPL212ー1は、リンパ球のみに特異的に発現することが、Northern法を用いた解析で判明した。このcDNAクロ-ンの塩基配列から、216コのアミノ酸からなり、ロイシンが個、連続して存在する、今までに報告のない新しいタンパクであることがわかった。現在、生物学的機能を解析中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)