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細胞遺伝学的指標の長期・継続モニタリングによる変異原暴露個体の発癌の予知

Research Project

Project/Area Number 03670260
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Hygiene
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

遠藤 晃  山形大学, 医学部・衛生学, 教授 (30018684)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 重茂 克彦  山形大学, 医学部・衛生学, 助手 (60224309)
渡辺 敏明  山形大学, 医学部・衛生学, 助教授 (30091846)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords発癌 / SCE / ウレタン / マウス
Research Abstract

この研究は哺乳小動物を生存させたまま、環境変異原物質の細胞遺伝学的影響を長期間観察しようとしたものである。すなわち、ウレタンのDNA障害を、姉妹染色分体交換(SCE)の頻度の指標として、長期間定期的に分析し、肺などの標的器官での発癌を予知する可能性を試そうとした。
幼弱ddY雌マウス(6週齢)60匹に環境化学物質であるウレタンを1回投与した(500mg/kg体重)。また、投与前および投与後、1ヶ月、2ヶ月、4ヶ月、および6ヶ月目にこれらの動物の尾静脈から1回に約0.15mlを採血し、末梢リンパ球のSCE頻度の分析を行なった。この方法は、我々がこれまでのSCE分析法を改良して、哺乳小動物の末梢リンパ球の小量培養法として確立したものである(Teratology,1989)目下、各動物個体ごとにSCE頻度変化の経時変化を解析中であるが、6ヶ月目のデ-タは先日採血を終ったばかりであり、いまだ最終的な結果を得る段階には来ていない。
現在、これらの動物を屠殺し、肺、肝臓およびリンパ節などの標的器官を肉眼的に目下観察中でいる。必要に応じて、組織学的な観察も行なう予定である。ウレタン900mg/kgを用いた前回の実験(Environ.Mol.Mutagen.,1988)に比べ、SCEデ-タ、肺のadenomaの数などを見ると、個体間でのバラツキもあり、所定の解析が可能であろうと考えている。
なお、今回は動物の屠殺前、ウレタンによる急性SCE誘発試験も行なっており、この結果と腫瘍発生状態とも関連づけて分析する予定である。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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