Project/Area Number |
03670522
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
上田 惠一 (上田 恵一) 福井医科大学, 医学部, 教授 (00079906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 重光 福井医科大学, 医学部, 助手 (50207726)
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Project Period (FY) |
1991 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1992: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1991: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 角化性皮膚疾患 / 移植キメラ / 機能形態学 |
Research Abstract |
角化性皮膚疾患病巣移植キメラの作成については、尋常性乾癬病巣皮膚のキメラ作成において、文献的に従来から行われている植皮法によって行ってきたが、生着率が極めて悪く、また一定した結果が得られなかったため、新しく包埋法を行い、本方法によって優れた結果が得られるようになった。そのため結果が得られるまでに種々な方法、例えば包埋・有窓法によっても結果が得られるようになり、従って報告が遅れたが、その一部は日本乾癬学会で報告している。皮膚悪性腫瘍については、すでに可移植性皮膚腫瘍について包埋法によってほぼ確実に定まった結果が得られており、この結果と比較するため、同様に有棘細胞癌について行い、その結果は日本臨床電子顕微鏡学会で報告し、また論文として投稿中である。以上のように、移植方法の検討を良性、悪性の角化性疾患で検討していたが、優れた生着率が得られるようになったため、各種角化性皮膚疾患について順次移植し、報告する予定である 得られた結果は上記尋常性乾癬、有棘細胞癌の他に現在のところ、尋常性魚鱗癬、ウイルス性疾患として尋常性疣贅、伝染性軟属腫、また悪性腫瘍として基底細胞癌、毛包癌などについての結果が得られている。また実験腫瘍においては、すでに温熱・凍結併用療法、温熱化学療法、レーザー光力学的療法、グルタールアルデハイド療法などについて臨床的に結びつけるための実験を行ない、その一部は報告している。今後は疾患別に角化性皮膚疾患病巣移植キメラの病態ならびに臨床応用についても報告する予定である。
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