Project/Area Number |
03670623
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊豆蔵 正明 大阪大学, 医学部, 助手 (30203045)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 正彦 大阪大学, 医学部, 講師 (10028631)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 膵癌 / 膵部分自家移植 / 膵内泌機能 / 膵外分泌機能 / ソマトスタチン / 膵癌再発 / Quality of Life |
Research Abstract |
1.自家移植膵の内分泌機能に関する臨床的研究 経静脈的アルギニン負荷試験時のインスリン及びグルカゴン分泌能は,本術式後には術前に比し有意な低下を示さない事が判明した。さらに移植膵のインスリン分泌は,移植後10分以内に移植前の動態に復する事,また移植膵のインスリン分泌能は,術中の6時間以内の虚血に影響を受けない事,ならびに術後急性期の糖代謝動態を表すMーValueが本術式では膵全摘術あるいは膵頭十二指腸切除術に比べ良好である事を観察し報告した. 2.移植膵外分泌機能に関する臨床的研究 移植膵の膵液量及びアミラ-ゼ排出量は術後2週間目まで漸増し,その後長期間一定値をとる事を明らかにした.また試験食負荷時の膵外分泌機能は,ソマトスタチン誘導体により容量依存性に抑制されることが判明した 3.移植膵の病理組織学的研究 剖検時の移植膵の検索では16例中11例に癌組織を認め,脾動脈に沿った再発形式の可能性が示唆された. 4.Quality of Life(QOL)の評価 本症例の生命予後は膵全摘症例と同等である事を観察し報告した.Performance Statusは本術式後には膵全摘術後に比し良好である事が判明した.また独自に作成した14項目の構成要素からなる面談聞き取り調査により,無再発症例は再発症例に比べ良好なQOLを示す事が示唆された. 今年度においては,放射線照射の該当症例が少なく,未だその効果を検討するに到っていないが,上記のごとく,新たに膵液分泌抑制を目的とするソマトスタチンの投与が移植膵内外分泌機能に及ぼす影響を検討した.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)