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尿路性器癌細胞の染色体移入による正常化に伴う細胞間コミュニケ-ションの変動の研究

Research Project

Project/Area Number 03670746
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

大島 博幸  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60013934)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北原 聡史  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (10186257)
木原 和徳  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40161541)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords尿路性器癌細胞 / 染色体移入 / 細胞間コミュニケ-ション
Research Abstract

本研究はI.ヒト尿路性器癌細胞に正常細胞由来の染色体を移入して癌細胞を正常化させた細胞を用い、正常化過程における細胞間コミュニケ-ション(IC)の変動を測定し、尿路性器癌の発癌過程におけるICの作用を解析することを第1の目的としている。すなわち(1)正常化細胞の親癌細胞と異なるICの有無。(2)正常化細胞と親癌細胞とのICの欠如の有無。(3)正常化細胞の継代に伴う癌細胞の出現の有無およびICの変化を検討するものである。II.また付着細胞機能分取分析装置(ACAS570)の実用性を明確にするため、この機器によりICの測定と従来行なってきた螢光色素注入法によるICの測定とを比較することを第2の目的としている。【対象・方法】高いIC能を持つ膀胱腫瘍継代培養細胞JTCー30,JTCー32を対象とし、微小核細胞融合法を用いて正常細胞の9番、11番染色体を同細胞へ移入し、ヌ-ドマウス可能植性を喪失した正常化細胞を得た。【結果】Iー(1)正常化細胞は親癌細胞に比し有意に低いIC能および増殖性を示した。Iー(2)正常化細胞と親癌細胞間のICは低下していると思われる所見を得た。Iー(3)正常化細胞の継代に伴い、大型の正常化細胞主体の状態から小型の親癌細胞類似細胞主体の状態へと変化し、この小型細胞は親癌細胞と類似のIC、形態、増殖能を示し、移入染色体脱落に伴う親癌細胞の再出現が想定された。II.螢光色素注入法とACAS570によるIC測定結果は良く相関しACAS570の有用性が示された。【考察】尿路上皮細胞が隣接細胞とのICを失ない癌化すると想定されるが、この癌細胞は癌細胞同士では良好なICを保持しているものの正常細胞とのICは喪失している。すなわち癌細胞の持つICは正常細胞の持つICとは異なると想定される。癌細胞に正常染色体(癌抑制遺伝子)を移入した細胞は癌細胞固有のIC能および周囲癌細胞とのICを低下させており、一層の正常化に伴い、正常細胞本来のICの再出現が想定される。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 木原 和徳,北原 聡史,大島 博幸: "尿路上皮癌細胞の染色体移入による正常化に伴う細胞間コミュニケ-ションの変動" 日本泌尿器科学会雑誌.

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      1991 Annual Research Report

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Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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