婦人科癌における癌遺伝子点突然変異および癌抑制遺伝子の予後への影響について
Project/Area Number |
03670795
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
工藤 隆一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70045409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水内 英充 札幌医科大学, 医学部, 講師 (00145591)
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Project Period (FY) |
1991 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1993: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1992: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1991: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 癌遺伝子 / ras / E-cadherin / matrigcl / in vitro invasion assay / 子宮体癌 / 婦人科癌 / 癌抑制遺伝子 / RAS / in vitro invastion assay / 点突然変異 / 予後 |
Research Abstract |
直接塩基配列決定法により検出された子宮体癌のras点突然変異症例は予後が極めて不良であることが判明したが、この予後不良をもたらすras点突然変異が癌細胞の生物学的特性にどのように影響を与えているかを検討するため、子宮体癌細胞培養株によるin vitro invasion assayを用いて、細胞外マトリックスへの浸潤能、およびそれに影響を与える因子として細胞外基質の破壊に関与するmatrix metalloproteinase(MMP)産生能、さらにK-ras codon 12 点突然変異の有無による浸潤能の相違についてに検討した。また、癌細胞がin vitroで浸潤する際の形態の変化を電子顕微鏡にて観察した。1.細胞外マトリックスに対する浸潤能を検討するためマトリゲルを用いたin vitro invasion assayを行った。その結果、細胞株によってin vitro浸潤能が異なり、有意に高い浸潤能を示した株は未分化腺癌で腹水細胞由来のNUE-1および転移リンパ節由来のSNG-Mであった。また、浸潤能は株の由来する組織の分化度と相関した。2.in vitro浸潤能とE-cadherin免疫染色強度との間に負の相関を認めた。in vitro浸潤能の低い細胞株ではE-cadherinの発現は強く、高い浸潤能を持つ細胞株(NUE-1)ではE-cadherinの発現は認められなかった。3.中-高分化型腺癌由来の株細胞では、マトリゲル上培養において細胞凝集がみられ、Plastic dish上での培養に比べ、E-cadherinの発現が増強した。4.細胞培養上清には72-KD gelatinase(MMP-9)の活性も認められた。5.PCR-RFLP法により8株中4株(50%)においてK-rascondon12の点突然変異が検出されたが、点突然変異の有無とin vitro浸潤能の間に相関は認められず、癌の浸潤にはRASの点突然変異が不可欠である結果は得られなかった。6.癌細胞が基底膜を浸潤する際、自らの形態を変化させることにより、わずかな間隙から浸潤することが電子顕微鏡の観察で示された。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)