Project/Area Number |
03670818
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
川端 五十鈴 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80008250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田部 浩生 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (80236728)
八木 昌人 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (20230188)
近藤 玲子 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (00192071)
増田 成夫 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (90209437)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ヒト扁桃 / 扁桃胚中心 / 胚中心暗殻 / 胚中心リンパ球増殖 / 蛍光顕微鏡 / 胚中心抗体産生 |
Research Abstract |
私共はDNA合成期にある細胞内に取込まれる5ーB romoー2ーdeoxyuridine(以下B rdUと略す)を抗B rdU抗体で免疫組織学的に検出することによりウサギの口蓋扁桃の胚中心において、リンパ球の分裂・動態について発表した。口蓋扁桃の胚中心においては底極部でリンパ球が活発に分裂し暗殻方向に移動していくが、暗殻には移行せず、濾胞間領域から扁桃外に出て行くものと思われた。口蓋扁桃胚中心のリンパ球を観察すると底極部では大型未熟なリンパ球が、一方胚中心名調部には中間から成熟リンパ球が認められ、形質細胞も散見される。したがって底極部で分裂したリンパ球が暗殻方向に移動して行くにつれて成熟し抗原保有細胞に分化していくのではないかと想定できる。そこで、今回はB rdUを取込んだ細胞が抗体を保有するようになるか否か検討した。 (方法)家兎口蓋扁桃を用した。家兎にB rdUを静注後、経時的に口蓋扁桃を摘出し、抗B rdU抗体で検出した後、FITC標識の抗ウサギIgG抗体を反応させ蛍光顕微鏡で観察した。 (結果)胚中心暗調部及び暗殻では抗IgG抗体の反応は見られず、胚中心名調部や濾胞間領域、陰窩上皮内にはIgGが存在する所見がみられた。B rdUを取込んだ細胞はB rdU静注後14時間には暗殻近くまで移動するが、暗殻付近まで移動してもIgGを保有するものはほとんで認められなかった。静注後72時間後では胚中心内にB rdUを取込んだ細胞はほとんどみられなくなり、胚中心外に出ていってしまったと思われる。したがって胚中心底極部付近で分裂したリンパ球は抗体保有細胞に分化する前に胚中心外に出ていってしまうものと考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)