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歯周組織再生のための歯根膜細胞機能賦活条件の検討

Research Project

Project/Area Number 03670891
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

新井 英雄  岡山大学, 歯学部, 助手 (70222718)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 後藤 弘幸  岡山大学, 歯学部, 助手 (90205609)
清水 秀樹  岡山大学, 歯学部, 助手 (70170983)
村山 洋二  岡山大学, 歯学部, 教授 (50029972)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywordsヒト歯根膜細胞 / 成長因子 / 歯周組織再生 / DNA合成 / コラ-ゲン合成 / アルカリホスファタ-ゼ活性 / オステオカルシン産生 / プロスタグランジン産生
Research Abstract

human platelet derived growth factor(PDGF),human recombinant epdermal growth factor(EGF),human platelets derived trans forming growth factorーβ1(TGFーβ)の成長因子はいずれも,ヒト歯根膜細胞の増殖の指標であるDNA合成を促進した。一方,コラ-ゲン合成は,PDGFおよびTGFーβによって促進したのに対し,EGFによって抑制を受けた。また,DNA合成とコラ-ゲン合成はともにTGFーβによってもっとも促進することがわかった。歯周組織再生の観点から歯根膜細胞の増殖とコラ-ゲン線維の合成が必須であり,TGFーβは,検討した成長因子のうちでもっとも注目すべき因子であることが示唆された。
複数の成長因子による作用を検討したが,いずれの組み合わせでも,相乗的な作用は見られなかった。生体においては複数の成長因子が共存していることから,今後さらに詳細に検討を行う必要があると考える。
次に,成長因子によってヒト歯根膜細胞が二次的に産生するプロスタグランジン(PG)の影響について調べた。歯根膜細胞の内因性PGの産生をインドメタシンであらかじめ阻害したが,用いた成長因子のDNA合成およびコラ-ゲン合成促進作用は高まらなかった。本結果は,今回用いた成長因子が,その作用を制御するほどのPG産生を誘導しないことを示唆するものであった。
また,ヒト歯根膜細胞は,高いアルカリホスファタ-ゼ(ALP)活性を有するだけでなく,骨組織基質に特異的な蛋白であるオステオカルシンの産生能をも有することがわかった。TGFーβは歯根膜細胞のALP活性のみを,活性化ビタミンD_3はALP活性とオステオカルシン産生の両方とも著明に上昇させた。硬組織再生の観点からは,活性化ビタミンD_3が注目すべき因子であることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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