人工骨移植後の歯周靭帯および歯根膜再生機序に関する微形態的研究
Project/Area Number |
03670892
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岡本 莫 広島大学, 歯学部, 教授 (50028742)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 哲次 広島大学, 歯学部附属病院, 講師 (50112206)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ウシ焼成骨 / 歯周靭帯 / 結合組織性新付着 / 人工骨移植 / 超微形態 |
Research Abstract |
本研究では、ウシ焼成骨であるTrue hone ceramics(TBC)およびTBCとコラ-ゲン複合体を用い、それらの移植後の結合組織性付着および歯周靭帯の再形成について超微構造学的に検討した。 実験1では、ラット第1臼歯口蓋部に形成した3壁性骨欠損に対して顆粒状TBC(粒子径100μm,高研社)移植を行い、TBC周囲の骨再生状況について光・電顕により検討した。その結果、TBC周囲の骨再生は術後1週より電子密度の高い層状構造を介して始まり、8週には骨欠損内のほとんどのTBC周囲に新生骨が形成されていた。 実験2では、ビ-グル犬の小臼歯と第1大臼歯部に実験的に惹起させた3級の分岐部病変に対して、TBC単独(A群)およびTBCとコラ-ゲン複合体(B群)移植を行い、結合組織性付着および歯周靭帯の再生状況を光・電顕により検討した。その結果、新生セメント質および機能的線維の形成ではA,B群に明瞭な差はなく、いずれも術後8週において再生付着上皮下付近までみられた。骨再生では、象牙質面に近接するTBC周囲には、A群では8週にいたるも多数のコラ-ゲン線維が形成されいてるみのであったが、B群ではTBC表面の電子密度の高い顆粒層を介して前骨基質が形成されていた。歯根面とそれに近接するTBCとの間には、8週のA群では歯根面と平行に配列する線維芽細胞やコラ-ゲン線維束が多くみられたが、同時期のB群ではこれらが歯根面に対して垂直に配列するようになり、歯根膜様の機能的構造を呈していた。 本研究結果から、象牙質面の新生セメント質と移植TBCとの間に歯根膜様構造が形成される可能性が示唆された。また、この歯周靭帯の再形成においては、TBC単独に比べてTBCとコラ-ゲンとの複合体移植が有効であることが示された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)