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義歯床下における骨組織の動態に関する形態計測的検討

Research Project

Project/Area Number 03670914
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

佐藤 隆志  岡山大学, 歯学部, 教授 (80034172)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中島 啓一朗  岡山大学, 歯学部, 助手 (70227776)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords義歯床下組織 / 骨組織の動態 / 形態計測 / 二重標識法
Research Abstract

ラットの口蓋を対象として義歯床を装着し,義歯床下の非清掃状態の維持によって生じる剥離上皮細胞の停滞と遁出による持続的圧力の変化を義歯床下組織に加え,義歯床下における骨組織の吸収ならびに添加の動態に関して検討を行った.
12週齢のウイスタ-系雄性ラット50匹の上顎臼歯部に接着したメタル・フレ-ムを介して義歯床を装着し,義歯床装着の1,2,3,4,5,6,7,8,9および10週後を観察期間とした.観察期間終了の9日前にテトラサイクリンを,2日前にカルセインを投与することによってラベリングを行った.得られた口蓋組織にVillanuevaの骨染色を施し,未脱灰研磨標本とし,申請の顕微X線撮影装置を用いた顕微X線写真の撮影後に,光学顕微鏡,蛍光顕微鏡および二次元画像解析装置を用いて観察と形態計測を行った.
義歯床装置1週後では,骨の動態にはほとんど変化は認められなかった.義歯床装置2週後には,義歯床下組織に加えられた圧力によって,分画吸収面約63%,活性吸収面率約75%の値を示し,活発な骨吸収が観察された.義歯床装置3週後では,破骨細胞ほとんど消失し,骨芽細胞の出現に伴う骨の添加が観察され,分画形成面約30%,活性形成面率約30%の測定値を示した.義歯床装置4週後では分画形成面約60%,活性形成面率約70%,石灰化速度約2μm/dayと観察期間中最も高い測定値を示し,活発な骨の添加が観察されたが,以後の観察期間では骨の添加は次第に減少し,義歯床装置10週後には観察されなかった.顕微X線写真の観察においても,義歯床装置4週後から6週後に吸収窩に相当してX線透過度の高い新生骨の添加が観察された.
以上のように,義歯床下の骨組織の動態は義歯装着後の短期間に生じることが明らかとなったが,現在もさらに詳細な検討を行っている.

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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