三次元計測法による顎変形症手術前後の顔面形態変化の検討
Project/Area Number |
03670943
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
外科・放射線系歯学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
管原 利夫 大阪大学, 歯学部, 助教授 (10116048)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 悦秀 大阪大学, 歯学部, 助手 (00231639)
作田 正義 大阪大学, 歯学部, 教授 (00028755)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 顎変形症 / 顎顔面模型 / 三次元座標測定 / 顎顔面軟組織形態 / 三次元立体モデル |
Research Abstract |
アルジネ-ト印象剤と普通石膏とを組み合わせて患者の顎顔面の印象を採取し、その印象面に硬石膏を流し入れて顎顔面の石膏模型を作製する。印象採取時に改良したフェ-スボウを組み合わせることにより顎顔面の石膏模型上に外耳道の位置を再現でき、計測の基準として頭部エックス線規格写真等と互換性のあるフランクフルト平面を利用できるようになった。 その顎顔面の石膏模型と生体の両者を三次元座標測定機にて計測し、印象採取時に発生する印象剤や石膏の重みによる歪等の誤差と顎顔面石膏模型の再現性に関して解析を行った。その結果、生体との誤差は外鼻の部分では0.2ー0.4mm以内、上唇や頬部については0.7ー0.8mmと臨床上問題とならない誤差であった。また再現性に関しては、顔面全体で0.6mm以内で計測上重要な基準点や特徴点に関しては0.1ー0.2mm前後で再現されていた。 三次元座標測定機を用いて顎顔面模型を定ピッチ自動測定することが可能となり、それから得られる曲面デ-タをス-パ-ミニコンピュ-タ-(Sun3/260)にフアイル転送することが可能となった。CT画象の三次元再構築においてはすでにソリッドモデルの作製は可能となり、その精度に関しては解析検討が行われているが、今後三次元座標測定機からの顎顔面模型の曲面デ-タをそのス-パ-ミニコンピュ-タ-上で三次元コンピュ-タ-グラフィックスソフトウェアに処理させ、三次元立体モデル(ソリッドモデル)を作製する。 その三次元立体モデル画像解析装置(nexus 6800)に転送し、顎顔面軟組織形態を三次元的に計測し、手術前後の形態の変化について立体的に解析を行い、得られた計測デ-タは大型計算機センタ-にて統計処理を施することを考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)