Project/Area Number |
03670978
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
小児・社会系歯学
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
石川 富士郎 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (20048250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金野 吉晃 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (10169972)
八木 實 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (40112601)
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Project Period (FY) |
1991 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 矯正治療 / 咬合の安定 / 咀嚼運動 / 咀嚼筋 / 接触面積 / 下顎運動 |
Research Abstract |
矯正治療後の咬合は、形態的にも機能的にも安定した状態で維持されることが求められるが、臨床上、しばしば後戻りなどの変化を生じる場合がある。その原因の多くは、移動した歯の歯槽骨内における安定性の関与が大きいなど、歯周組織を中心として考察されている。しかし、歯は咀嚼運動によって対合歯や隣接歯から負荷を受けて機能している。本研究は機能的な面から安定性について、主として上下顎の歯の接触関係と下顎運動の両面から検討を行った。 【資料・方法】本年度は矯正治療の経験がなく、骨格的に問題が無い叢生の症状を有する歯齢4A以降の男子5名(平均24歳)の資料採得して検討した。歯の接触関係については、歯牙接触分析装置(T-Scan:テクノスキャン社製)を用いて接触部位と咬合力を記録し、同時に下顎運動および咀嚼筋の活動性については、K6-I(マイオトロニクス社製)を用いて切歯部における運動路を咬筋、側頭筋の筋電図を記録し咀嚼筋の活動性を検討した。 【結果】閉口時に最初の接触点から最後の接触点までに要した総所用時間は平均0.63秒であった。また、全例とも閉口時の上下顎の歯の接触面積は左右均一ではなく偏りが認められた。T-Scanを用いた咬合力分析で3秒間噛みしめを行った時の咀嚼筋の活動量をK6-Iで記録した。咬筋の平均筋活動電位は、右側で219.0μV、左側が202.2μVであり側頭筋は右側で195.5μV、左側で209.1μVであった。また、下顎の開閉運動時の垂直的および前後的運動量はそれぞれ平均34.1mm、23.2mmで正常咬合群と比較すると小さい値であった。 【まとめ】閉口時の上下顎歯列の接触面積と咀嚼筋、特に咬筋の筋活動量とに関連性が強いことが伺われた。したがって、矯正治療後の咬合の安定を計るためには、左右側において上下顎歯列の均一なる接触と筋活動量が必要であることが示唆された。
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