磁気効果と発光現象を利用した担癌生体免疫測定システムの開発と総合的な分析
Project/Area Number |
03671087
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
医学一般
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
南谷 晴之 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (70051779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貞広 荘太郎 川崎市立井田病院, 外科, 医長
末松 誠 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (00206385)
松本 二郎 慶応義塾大学, 法学部, 教授 (80051241)
岡田 英史 慶応義塾大学, 理工学部, 助手 (40221840)
梅沢 一夫 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (70114402)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 単球 / 免疫機能 / 貧食能 / 活性酸素 / 磁気泳動細胞分離 / Fcレセプタ- / モノクロ-ナル抗体 / フロ-サイトメ-タ |
Research Abstract |
ヒト末梢血単球の貧食活性とそれに関わる細胞レベルでの免疫機能について分析した。対象は癌疾患(胃癌、大腸癌、等)のみならず炎症疾患(潰瘍性大腸炎、クロ-ン病、等)についてもその機能評価を試みた。方法としてプロテインAコ-ト磁気ビ-ズ貧食能を磁気泳動細胞分離法により、またプロテインAコ-ト蛍光ビ-ズ貧食能をフロ-サイトメ-タにより測定した。貧食現象に関与する細胞膜のレセプタ-機能(Fcレセプタ-発現量)をFITC標識モノクロ-ナル抗体結合させ、また活性酸素産生量をDCFHーDA細胞内取り込み後のH_2O_2とDCF反応により蛍光発光量を指標として測定した。その結果、次のことが明確に示された。(1)単球の磁気ビ-ズ貧食能は健常者に比べ癌疾患・炎症疾患で大幅に低下する(有意差P<0.01)。(2)蛍光ビ-ズの貧食能も同様に有意な低下(P<0.01)を示した。(3)細胞膜表面のFcレセプタ-発現量は,健常者と炎症疾患で有意差はなく、逆に癌患者で有意に増加した。また、単球表面に存在する2種類のFcレセプタ-の発現量はFcγRII(CD32)がFcγRI(CD64)の約2倍発現することを確認した。(4)Fcレセプタ-発現量と関連するIFNーγ濃度は胃癌においてのみ若干の高値を示したにすぎないが、癌疾患でヘルパ-Tリンパ球の減少が顕著であった。(5)PMA刺激による活性酸素産生量は癌疾患・炎症性疾患で有意に増加する。一方、オプソニン化ザイモザン刺激では癌疾患で高値を示すが有意差はみられない。しかし、クロ-ン病および潰瘍性大腸炎で極めて高い活性酸素産生量を観測した。以上、炎症・癌疾患において貧食活性が有意に低下することが示されたが、Fcレセプタ-発現量との間に有意な相関はみられれず、レセプタ-発現量がそのままレセプタ-機能を表さないと考えられた。一方、活性酸素産生能力は高まっていることが示されたが、貧食刺激による活性酸素産生については貧食機能低下を反映する結果となった。
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Report
(1 results)
Research Products
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