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骨髄移植における移植片対宿主反応へのヒト組織適合性抗原の関与についての研究

Research Project

Project/Area Number 03671183
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Hematology
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

森島 泰雄  名古屋大学, 医学部, 助手 (20220056)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水野 伸一  愛知県赤十字血液センター研究課, 課長
谷本 光音  名古屋大学, 医学部, 助手
Project Period (FY) 1991 – 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords骨髄移植 / HLA
Research Abstract

他人からの同種骨髄移植にとり、ドナ-と患者との組織適合性抗原の一致が重要であり、特に移植後生じる急性GVHD発症に関し問題になってくる。
本研究では、HLAの適合した血縁者および非血縁者よりの白血病同種骨髄移植症例について、上記の点につき解析し、次のような知見を得た。
1。HLAーA、B、DR適合、MLC陰性兄弟をドナ-とする同種骨髄移植における急性GVHDの頻度はGVHD予防としてメトトレキセ-トとシクロスポリン併用療法を実施した場合に、中等症以上の急性GVHDは5%の症例に生じた。この頻度は欧米での白人間の同種骨髄移植の頻度約30%に比べ低頻度であった。このことから、HLA遺伝子型適合骨髄移植における急性GVHD発症にはHLA以外の未知なる組織適合性が関与している事が推論された。
2。HLAーA,B,DRが適合し、リンパ球混合培養試験(MLC)が陰性(Relative Response Index 20以下)の非血縁者をドナ-とした非血縁者間移植を4症例に実施した成績では、急性GVHDは軽症(1度)が2症例に生じただけで、他の2症例では急性GVHDは生じなかった。1症例ではHLAーDP型に違いがあるにもかかわらず、MLC陰性で急性GVHDも(-)であった。。この頻度は欧米の白人間の同様な骨髄移植の報告に比べ低率であり、日本人間で組織適合性抗原(HLA抗原とnonーHLA抗原)の多様性が少ない事を意味している。現在これら症例につきHLAーDR,DQのDNAタイピングを実施中である。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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