Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
本研究では,グラフィカルユ-ザインタフェ-ス(GUI)で重要な可視対話部品の構成方法について検討を行なった。 画面上に表示されるボタンやスクロ-ルバ-のような可視対話部品は、システム内部状態に対する入力と出力とをつかさどる.マウスのクリックなどの入力がなされると,可視対話部品は,あらかじめ登録されている応用プログラム内のル-チン(コ-ルバック)を呼び出し,イベントの発生を応用プログラムに伝達する。もしそのイベントによって可視対話部品の表示を変更する場合には,変更のためのパラメタ等はコ-ルバックが計算する。 ここで,本来はGUIが担当するべきである『表示における可視対話部品の相互関係』が,応用プログラムの中に書かれるコ-ルバックによって制御されなければならないところが問題となる.この形態では,応用プログラムとGUIとのモジュ-ル化は不可能である. 本研究では,GUI開発にとって極めて重要だと思われるこのモジュ-ル化の実現を目的とした。具体的には,『表示における可視対話部品の相互関係』は制約条件の集合として指定し(GUI構築時),それらの制約は制約充足系が稼動して実現する(実行時)。さらに,制約条件の記述を,可視対話部品のための表示空間そのものを使用して行なう,いわゆる直接操作の作操系列によって行なう。 以上の基本原理にもとづいて実験システムを作成し,評価を行なった。その結果,本研究で提案する構成原理により,これまでは極めて複雑で大量のプログラミングを必要としたGUIの作成に対して,非常に強力で高水準な支援系が実現可能であることを示した。
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