東海・北陸地方の中学校校歌にうたわれている風土とその教育的機能
Project/Area Number |
03680274
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Education on school subjects and activities
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Research Institution | Junior College of Toyota |
Principal Investigator |
朝倉 隆太郎 豊田短期大学, 日本文化学科, 教授 (50007910)
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Project Period (FY) |
1991 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1992: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1991: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 校歌 / 地理的環境 / 歴史的背景 / 教育目標 / 山岳圏 / 山岳信抑 / 風土 / 東海・北陸地方 |
Research Abstract |
平成3・4年度2年間にわたる研究実績の概要は下記の通りである。東海・北陸7県の全中学校に郵送した調査票の県別回収率(%)は,愛知83,岐阜84,三重84,静岡80,富山85,石川91,福井89であった。 校歌詞を構成する環境要素別の,校歌総数に対する比率(%)は,下表の通りであるが,各県の地域性が反映している。 校歌からみた山岳圏を大きい順に挙げれば,富士山(130),白山(90),伊吹山(70),立山(54),鈴鹿山脈(47)[()内は校数]となり,いずれも他県まで圏域を広げている。校歌に取り上げられている山は,日本古来の山岳信抑と深くかかわっており,山地には理想・希望・自主自律などの教育目標が託されている。気候環境では風や雪が歌い込まれ風雪に耐え強く生きることが求められている。歴史的背景からは各県の歴史をたどることができる。校歌に取り上げられている歴史的事象は,郷土を愛し郷土に誇りをもち,温放知新,平和な世界の建設を中学生に託している。今後,東北・北海道まで研究対象地域を広げたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)