Project/Area Number |
03804012
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
核・宇宙線・素粒子
|
Research Institution | National Laboratory for High Energy Physics |
Principal Investigator |
榎本 良治 高エネルギー物理学研究所, 物理, 助手 (80183755)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
住吉 孝行 高エネルギー物理学研究所, 物理, 助手 (30154628)
小川 和男 高エネルギー物理学研究所, 物理, 助教授 (10113416)
千葉 順成 高エネルギー物理学研究所, 物理, 助教授 (50126124)
高崎 史彦 高エネルギー物理学研究所, 物理, 教授 (70011749)
|
Project Period (FY) |
1991
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | 飛行機 / ガンマ線 / 天体 / 2次電子 / シャワ- / 電磁カロリ-メ-タ- |
Research Abstract |
大型商用貨物飛行機を利用した天体からの高エネルギ-γ線検出実験は1989年から1991年度の科研費重点領域研究によって成された。その目的は銀河面近辺の構造的γ線放射を探査することであった。本研究は(1)これらのデ-タをさらに詳しく解析すること、及び、(2)より高い精度の観測法を確立することが目的である。 (1)3年間にわたる4回の実験デ-タのすべてを使いより高い統計精度、解析方法の改善等により、銀河面近辺の非常に広い領域にわたり、γ線点源の探査を行った。これにより、衛星等によって観測されているγ線点源の高いエネルギ-での強度の上限値、銀河一様放射の上限値等が高い精度で得られた。現在報告文を作成中である。 (2)より高い精度でのγ線検出を目指すためには、シンティレ-ティングファイバ-等を利用した、イ-メジング電磁カロリメ-タが必要となる。このためには、位置検出可能な光子検出器が必要となる。また、光量等を考えるとこの検出器は1光子を検出できなければならない。このためのシミュレ-ション、及び予備実験が行われた。その結果、カロリメ-タは1mmφのファイバ-を用い1Xごとのサンプリング、光子検出器はfineーmeshを使った多陽極光電子増陪管を改良することにより実現できることがわかった。改良型の多陽極光電子増陪管は現在浜松フォトニクスと共同開発中である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)