有機希土類金属化合物触媒による高選択的酸素酸化反応
Project/Area Number |
03805074
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
有機工業化学
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
吉國 忠亜 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (70220613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 安三 長岡技術科学大学, 学長 (00010752)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 触媒 / 希土類金属 / 酸素酸化反応 / セリウム / 芳香族アルデヒド |
Research Abstract |
有機希土類金属化合物の合成を系統的に行ない,それらの合成ル-トの確立を試みた。特にランタニド金属の内セリウム化合物の触媒的応用を酸素酸化反応について行なった。ヒドロキシ芳香族アルデヒドガクレゾ-ル誘導体からマイルドな条件下に高選択的に合成できることを見い出し論文発表した。有機金属化合物の配位子としてはシクロペンタジェニル誘導体を用い,他の共役系の配位子と合せて合成した。非水系反応であるのでN_2ガス中の微量水分によりかなりの分解が起った事で,更に厳密なバキュ-ムラインが必要である事が判った。 芳香族のクロスカップリング反応の内,ナフト-ルの反応はこれまでも生物系反応と共に注目されてたが本研究では触媒的カップリングが起る事を実証したので現在投稿準備中である。この反応は比較的容易に反応し,極めて高収率であるなどの利点がある。金属錯体のみならず金属イオン自体の原子価に関しては今の所高原子価ではなく,3価が妥当であるという結果が得られたが直接の測定は高分解能の機器にて測定依頼する必要がある。しかしながら酸素分子との配位により3価以上の部分荷電により触媒的活性が基質との相関を促がし新しいメカニズムで進むものと考えている。これらの解明は今後鋭意に進めていくつもりである。これらの成果は基任からの中古液クロ装置にて(借用中)行なったが分取HPLCの必要性が大いに感じられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)