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家畜の造精機能に及ぼす細胞増殖因子(EGF)の生理的役割

Research Project

Project/Area Number 03806044
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

澤田 勉  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (60081600)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 玉田 尋通  大阪府立大学, 農学部, 助手 (10155252)
森 純一  大阪府立大学, 農学部, 教授 (90167685)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
KeywordsmEGF / 増精機能障害 / mEGFレセプタ- / テストステロン / マウス / アドリアシン / 精子産生 / DNA合成阻害
Research Abstract

epidermal growth factor(EGF)はin vitroではDNA合成を刺激し強力な細胞増殖作用を有することが知られており,精子産生や妊婦の成立維持に重要な役割を果していることが示唆されている。本研究では,DNA合成阻害による家畜の増精機能障害モデル,アドリアシン(ADR)を長期間投与して誘起される造精機能障害マウス,における顎下腺や血中のEGF濃度を調べ,EGFと精子産生との関われについて検討した。また,同時に血中テストステロン(T)濃度を調べ,Tとの関わりについても検討した。その結果,以下のことが判明した。
10週齢の雄マウス(平均体重40g)にADR12μg/0.1mlを5週間,週3回の割合で皮下注射すると,生理的食塩水を処置した対照群に比べると,精巣重量や精巣上体尾部の精子数は著しく減少し,精巣組織は精細管直径が菱縮したが,顎下腺のmEGFならびに血中のmEGFやT濃度はなんら変化が認れらめなかった。
これらの結果より,DNA合成阻害による造精機能障害はmEGFやTの分泌能とは関わりのないことが示唆された。
当初の目的では,DNA合成阻害による精巣障害の治療にmEGFやTを用いて検討することにしていたが,本実験の結果よりmEGFやTによる治療は無効であることが推察された。なお,今年の実施計画にある精巣組織中のEGFリセプタ-の局在についての調査は,目下,実験中である。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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