電気パルス法による遺伝子導入は遺伝子治療に応用できるか?
Project/Area Number |
03807162
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高橋 益広 新潟大学, 医学部, 助手 (90179531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 賢治 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (30186209)
小池 正 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (30170161)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 遺伝子導入 / 電気パルス法 / ネオマイシシン耐性遺伝子 / βーガラクトシダ-ゼ遺伝子 / ヒト血液株細胞 / 血液前駆細胞 / DNA合成期 |
Research Abstract |
1) 我々はヒト株化血液細胞を用いて、ネオマイシン耐性遺伝子(pMAMーneo,pSV2ーneo等)およびβーgalactosidase遺伝子の電気パルス法による導入実験を行い、従来一般的に行われている減衰波に比し、矩形波による電気パルス法で高い導入効率が得られることを示しており(Leuk Res,15:507ー513,1991)、またK562の同調培養による結果から、DNA合成期の細胞の割合が高い細胞分画でより高い導入効率を認めた(Exp Hematol,19:343ー346,1991)。 2) ヒト骨髄細胞からPercolによる比重遠心法で比重1.060ー1.070の血液前駆細胞を多く含む分画を集め、この細胞を各種の造血因子(ILー3、GMーCSF、GーCSF、)とともに、数日間の液体培養を行った。培養前後で ^3Hーtymidine処理による血液前駆細胞のDNA合成期の割合を求めたところ、4日間の液体培養でDNA合成期の細胞の割合は培養前に比し高くなった。 3) 4日間の液体培養前後で、電気パルス法による血液前駆細胞へのβーgalactosidase遺伝子の導入を行い、その導入効率を比較したところ、上記の造血因子を加えて4日間液体培養することにより導入効率は培養前の2倍に上昇した。なお、βーガラクトシダ-ゼ遺伝子(pMOZtk)を導入した場合は、in vitroでコロニ-形成を行った後、寒天全体でXーgalによる染色を行い、青染したコロニ-を形成した前駆細胞に遺伝子が導入されたものと評価した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)