Project/Area Number |
03833031
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
分子細胞生物学
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
田代 裕 関西医科大学, 医学部, 教授 (40077558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 章嗣 関西医科大学, 医学部, 講師 (30174775)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 非特異的脂質移送蛋白質 / スチロ-ル移送蛋白質2 / 60kDa成分 / 遺伝子クロ-ニング法 / ペルオキシソ-ム / 網膜色素上皮細胞 / 肝細胞 / ラット |
Research Abstract |
本年度はnsLーTPおよびnsLーTP(ニスチロ-ル移送蛋白質2)と交又反応を示す60KDa成の一次構造を決定し、またnsLーTPの網膜色素上皮細胞における分布について研究し、次の結果を得た。 1)ラット肝60kDの成分の(末端側にプレnsLーTP(15kDa)の全配列が存在することが明らかとなった。nslーTPと60kDa成分は同一の遺伝子の産物であると思われる。何れにしてもこの研究によりnsLーTPと60kDa成分との関係が解明された。またkDa成のとチオラ-ゼとの間に部分的相同性が見出された。 2)ラット網膜色素上皮細胞におけるnsLーTPの局在を全コロイド法を用い電顕レベルで研究した。nsLーTPは網膜に存在するマイクロペルオキシソ-ムのマトリックス中に多数見出され、しかもアシルCoAオキシダ-ゼと同居することが判明した。おそらく膜細胞外節に多量存在するdocosahexaenoic aeidのβ酸化にペルオキシソ-ムは関与しているものと推定された。 3)60kDaに対する特異抗体を作製し、60kDa成分の肝細胞分布について現在検討を重ねている。現在までに肝細胞ペルオキシソ-ムに存在することは判明しているが、定量的解析はまだ行っていない。
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