反芻家畜の乳・肉中共役リノール酸の人為操作に関する栄養生理学的研究
Project/Area Number |
03F03122
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
畜産学・草地学
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
左 久 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (80003119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HE Maolong 帯広畜産大学, 畜産学部, 外国人特別研究員
HE MAOLONG 国立大学法人帯広畜産大学, 畜産学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 共役リノール酸 / 脂肪酸 / 脂肪細胞 / 反芻動物 / 栄養生理学 / 脂肪前駆細胞 / 牛乳 / 牛肉 |
Research Abstract |
1.3T3-L1脂肪細胞培養系において共役リノール酸(CLA)が脂肪蓄積に及ぼす影響: 成熟脂肪細胞の脂肪蓄積に及ぼすCLAの影響を3T3-L1細胞のin vitro培養系におけるC^<14>-Glucoseの脂質への取り込みから検討した。培地中に細胞分化因子(DMI)を加えて異なる分化誘導段階にある3T3-L1脂肪前駆細胞培養系へ異なる用量のCLAs(t10,c12CLAおよびc9,t11CLA)を添加して培養し、C^<14>-Glucoseの細胞中脂質への取り込み量を検討した。対照区と比べてt10,c12及びc9,t11CLA添加は添加用量、分化誘導段階の違いにより程度は異なるもののC^<14>-Glucoseの脂質への取り込みを抑制する効果が示された。 2.3T3-L1脂肪前駆細胞初代培養系におけるCLAが脂肪前駆細胞分化に及ぼす影響: CLAが細胞分化と脂質蓄積に関する遺伝子発現に及ぼす影響をペルオキシソーム増殖薬活性化受容体γ型蛋白(PPARγ)の発現から検討した。分化因子DMI添加により異なる分化期にある3T3-L1脂肪前駆細胞を用量の異なるCLAsを含んだ培地で培養し、PPARγ蛋白の発現を調べた。その結果、t10,c12CLAは添加用量、分化誘導段階の違いにより程度は異なるもののPPARγ発現を抑制する効果が示された。 3.3T3-L1脂肪細胞培養系における異なるC18不飽和脂肪酸の添加が細胞内脂肪蓄積に及ぼす影響: 3T3-L1細胞培養系における成熟脂肪細胞の脂肪蓄積に及ぼすC18不飽和脂肪酸添加の効果をC18:1,C18:2,c9,t11CLA,t10,c12CLA及びC18:3について検討した。分化因子DMIの添加によって分化中の3T3-L1脂肪前駆細胞の培養系に上記5種類のC18不飽和脂肪酸を異なる用量で添加し、C^<14>-Glucoseからの脂肪酸合成量に及ぼす影響を調べた。分化前期では、無添加や他のC18不飽和脂肪酸とは異なりt10,c12およびc9,t11CLA添加は脂肪酸合成を抑制する効果が示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)