| Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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| Research Abstract |
前年度開発したDigitalEE2.0は,現実世界を仮想世界のコンテキストで,仮想世界を現実世界のコンテキストで,情報的に拡張し二つの異なる世界にいる人々の協調活動を支援する新しいリアルタイム分散型グループウェアである.このシステムにより,両世界の融合に基づく新たな社会(拡張電子社会)が実現される.この開発により,拡張電子社会におけるオンライン協調サービスを様々に支援可能とする礎が構築された.前年度評価したオンライン協調型環境教育は,拡張電子社会の実現へ向けた一つのモデルケースである.平成16年度,このシステムの応用領域を生涯学習の高度支援に拡張し,現実世界の生涯学習の場に重畳される拡張型電子コミュニティの研究を通して,拡張電子社会の設計指針の明確化,可能性について検討した.具体的には,(1)音声・動画・仮想空間のマルチモーダルインタフェースによって,幅広い世代の人々が学びを共有し,豊かな相互交流の輪の中で個々人の活動を高度に相互強化できるための検討,(2)DigitalEE2.0の情報処理モデルをアンビエントインテリジェンスの観点から整理し,人々の知や経験がどのように循環・生成されるのかの検討,である.これらの検討により,拡張電子社会の設計指針としては,人間の参加を中心にした社会の設計によって人々の社会的創造性を高めることが重要であることを明らかにした.また,この設計指針に基づき,拡張電子社会における人間の相互作用の情報処理プロセスをモデル化した.
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