Project/Area Number |
04102005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Specially Promoted Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
廣川 信隆 東京大学, 医学部(医), 教授 (20010085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉武 玲子 東京大学, 医学部, 講師 (40230718)
中田 隆夫 (田中 隆夫) 東京大学, 医学部, 助教授 (50218004)
竹村 玲子 沖中記念老人病研究所, 研究員 (50171674)
金井 克光 東京大学, 医学部, 助教授 (80214427)
岡部 繁男 東京大学, 医学部, 助手 (60204012)
依藤 宏 東京大学, 医学部, 講師 (00158544)
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Project Period (FY) |
1992 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥300,000,000 (Direct Cost: ¥300,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥50,000,000 (Direct Cost: ¥50,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥60,000,000 (Direct Cost: ¥60,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥60,000,000 (Direct Cost: ¥60,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥130,000,000 (Direct Cost: ¥130,000,000)
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Keywords | 微小管 / KIF_S / 軸索輸送 / 神経細胞 / キネシン / 微小管関連蛋白 / 細胞骨格 / 分子細胞生物学 / 細胞の形態形成 / 物質輸送 / 微小管結合性モーター分子 / KIFs / 形態形成 / タウ / MAP2 / MAP2C / Tau / 新しいモータ 分子 |
Research Abstract |
I)神経細胞の形態形成における細胞骨格の機能 (1)主要な微小管関連蛋白MAP2及びMAP1Bの機能の解明。MAP1B遺伝子欠失マウスを作成し,その脳の組織構築,神経細胞の微細構造,他の細胞骨格蛋白の発現量の解析を行った。MAP1B欠失マウスは運動性の低下,体重減少がみられ,特に視神経の発達が遅延していた。MAP1Bが軸索伸長時に重要な役割を果たしている事が示唆された。現在MAP2gene targeting用コンストラクトを作成中である。 II)神経細胞の物質輸送における細胞骨格の機能 (1)モーター分子kinesinのモーター領域と微小管との複合体の三次元微細構造の解析。 kinesinの頭部モーター領域をE.coliで精製,微小管と結合させた後,急速凍結,極低温透過型電顕で観察し、三次元の再構成を行い,その微細構造を明らかにした。 (2)新しいモーター分子KIF1A,KIF2,KIF3Bの分子細胞生物学的解析を行った。KIF1Aは単頭順行性モーター(1.5μm/sec)でシナプス小胞の前駆体を運ぶモーターであり,KIF2はホモダイマー順行性モーター(0.4μm/sec)で幼若な神経細胞に多く発現され,シナプス小胞前駆体とは異なる膜小器官を運ぶモーター分子である。KIF3BはKIF3Aとヘテロダイマーを形成し,KAP3と命名した結合蛋白をその尾部に結合させ,順行性(0.4μm/sec)にシナプス小胞前駆体とは異なる膜小器官を輸送するモーター分子である。 (3)kinesinモーター分子のモーター領域に点突然変異を導入しその機能を解析したところ,ライソゾームのゴルジ装置よりの拡散が障害されkinesinがこの機能を担っている事が分かった。
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