Project/Area Number |
04151012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
島崎 淳 千葉大学, 医学部, 教授 (10008229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 薫 国立循環器病センター研究所, 室長 (30125877)
寺川 直樹 鳥取大学, 医学部, 教授 (90163906)
藏本 博行 北里大学, 医学部, 教授 (80050491)
佐藤 文三 大阪大学, 医学部, 助教授 (30124770)
松本 圭史 大阪府立母子保健総合医療センター, 総長 (70028299)
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Project Period (FY) |
1990 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥18,500,000 (Direct Cost: ¥18,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥18,500,000 (Direct Cost: ¥18,500,000)
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Keywords | シオノギ癌115 / アンドロゲン依存癌 / アンドロゲン誘導性増殖因子 / アンドロゲン不応 / アンドロゲンレセプター / イシカワ癌 / エストロゲンレセプター / プロゲステロンレセプター |
Research Abstract |
性ホルモン感受性癌では、性ホルモンにより1つまたは複数の増殖因子の合成分泌、またはその受容体を調節することにより増殖の影響を受ける。この機序の解明のためアンドロゲン依存癌であるSC115や、子宮内膜癌由来イシカワ癌細胞を用いて研究された。 (1)SC115のアンドロゲン誘導性ペプチド 無血清培地にテストステロン添加のみで増殖するSC115は、テストステロンによりアンドロゲン誘導性ペプチドを分泌し、これにより自己調節がおこなわれる。このペプチド、すなわち増殖因子がクローニングされた。アミノ酸215、シグナルペプチドを含み分子量22000で、N端に近い部位に糖鎮附着部がある。FGFファミリーと30-40%の相同性をもつ。この増殖因子のヒト・ホモローグの検索で胎盤ゲノムに同様の物質を得つゝある。本因子な線維茅細胞や内皮細胞などに増殖活性を示す。 (2)SC115由来のアンドロゲン非依存癌CS2のアンドロゲンレセプター CS2のアンドロゲンレセプターは機能的活性をもっていた。したがってCS2の不応性はレセプター以後の異常による。CS2は新しく癌遺伝子の発現がみられており、これと増殖因子との関連が示唆された。この増殖因子はSC115のアンドロゲン誘導性増殖因子とは異なると推測される。 (3)イシカワ癌細胞の増殖因子 イシカワ癌細胞はエストロゲンレセプターとプロゲステロンレセプターをもち、EGF、TGFαほか複数の増殖因子はこれらホルモンにより制御されている。今回新たにエストロゲンによる調節されるのがみられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)