Project/Area Number |
04151019
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
町並 陸生 東京大学, 医学部(医), 教授 (30010052)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椙村 春彦 浜松医科大学, 助教授 (00196742)
野島 孝之 北海道大学, 医学部, 講師 (50142732)
吉田 春彦 鳥取大学, 医学部, 助教授 (40037429)
恒吉 正澄 九州大学, 医学部, 教授 (20091259)
牛込 新一郎 東京慈恵会医科大学, 教授 (70081643)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥10,500,000 (Direct Cost: ¥10,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥10,500,000 (Direct Cost: ¥10,500,000)
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Keywords | 肉腫 / 骨軟部腫瘍 / 病理組織学的診断 / 疾患別頻度 / 日本国内分布 / 病理診断の変化 / 染色体分析 / DNA分析 |
Research Abstract |
悪性線維性組織球腫(MFH)の診断が一般化した1980年以降と以前に分けて、我国の各施設での悪性腫瘍の頻度を調べ、1980年を境にどのように肉腫の診断が変貌したかを明らかにすることを試みた。今年度は1970年1月より1979年12月までと、1980年1月より1989年12月までの2群に分けて、札幌、東京、浜松、奈良、米子、福岡の各地区の軟部肉腫の診断の集計を行った。まず1970年より1979年についての集計では、いずれの地区においても脂肪肉腫の頻度が最も高く、軟部肉腫の20〜22%を占めていた。次いで多いのは横紋筋肉腫、線維肉腫及び平滑筋肉腫で、MFHは殆どの地区で2〜8%にすぎなかった。一方、1980年より1989年の集計では診断の確定した症例については、いずれの地区においても、MFHの頻度が最も高く、軟部肉腫の12〜41%を占めていた。次いで脂肪肉腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫などの頻度が高い。以上の事実は1980年を境に病理医による肉腫の診断基準が大きく変わったことを示すものと考えられる。そこで、このように頻度の高いMFHは1970年から1979年においては、どのように診断されていたかを明らかにするため、標本を見なおしたところ、いずれの地区においても、脂肪肉腫と診断されていた症例が最も多かった。このように軟部肉腫の診断には、病理組織学の進歩とともに変遷する余地か多く残されているので、より正しい診断を行うための研究が必要である。そのため本研究班では、町並らの類上皮肉腫に関する電顕的、免疫組織化学的並びにフローサイトメトリーによる検討、牛込らによる骨巨細胞腫のフローサイトメトリー、恒吉らによる軟部肉腫の組織学的パラメーターと予後、吉田らのMFH様を呈する骨肉腫の酵素ならびに免疫組織化学、野島らの横紋筋肉腫の染色体分析、椙村らの軟部腫瘍のDNA分析などの研究を行った。
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