細胞周期の制御機構における癌遺伝子・癌抑制遺伝子および関連遺伝子の研究
Project/Area Number |
04151069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
花岡 文雄 理化学研究所, 細胞生理学研究室, 主任研究員 (50012670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉野 明雄 大阪大学, 微研, 教授 (90231737)
野瀬 清 昭和大学, 薬学部, 教授 (70012747)
田矢 洋一 国立がんセンター研究所, 生物, 室長 (60133641)
金田 澄子 国立遺伝学研究所, 変異遺伝, 助手 (60152815)
井出 利憲 広島大学, 医学部, 教授 (60012746)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥20,900,000 (Direct Cost: ¥20,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥20,900,000 (Direct Cost: ¥20,900,000)
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Keywords | 細胞周期 / 癌遺伝子 / 癌抑制遺伝子 / ユビキチン / TGFβ / RV蛋白質 / サイクリン / ^<cdc2>キナーゼ |
Research Abstract |
研究代表者および研究分担者の本年度の研究実績は以下の通りである。マウスDNAポリメラーゼα/プライマーゼを構成する4つのサブユニット遺伝子が協調的に発現されていることを示した(花岡).GO期待異的温度感受性変異株tsJT60では,cdk2とGIサイクリンのいつくかが非許容温度では発現できないことが分かった(井出)。Mosが体細胞を癌化する際には、GI期における発現が必須であることを明らかにした(岡崎).S期でのユビキチン系の機能を担うキャリア蛋白質EZの候補を同定した(金田)。HaLa細胞を含むいくつかの癌細胞において,糖輸送体蛋白質GLUTIの糖鎖異常を見出した(北川)。出芽酵母のDNAポリメラーゼの活性が、CDC7キナーゼの作用によって細胞周期に依存して調節されていることを明らかにした(杉野)。出芽酵母においてサイクリンBホモログを5つ同定し、S期およびG2/M期に機能する2つのタイプがあることを示した(杉本)。GIからS期への進行が高温で阻止されるtsBN462株において、サイクリンA,Bl,cdc2,cdc25などの遺伝子群の発現誘導が起こらないことを見出した(関口)。DNAポリメラーゼαに点突然変異にあるtsFT20では、GI/S〜S期での細胞周期停止に伴ない,Pb遺伝子産物が低リン酸化型に特異的に変化することを観察した(田仲)。RB蛋白質と特異的に結合する新しい蛋白質のクローンを数種類単離した(田矢)。TGFβ_1で誘導される遺伝子として分離したHIC-5,TSC-36の発現はいずれもras形質転換細胞で消失していた(野瀬)。マウスp33^<cdkz>遺伝子のエクソン-イントロン構造を明らかにした(安田)。pRBを誘導発現させると増殖が阻害されるNIH3T3トランスフェクタントを複数株単離した(井出)。ショウジョウバエのraf遺伝子からの情報伝達系を明らかにした(井上)。v-rafのペプチド抗体を作成し、ヒト大腸癌細胞での発現上昇をみた(三輪谷)。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)