内陸地震による強震動の予測、地盤・構造物・都市機能の障害とその対策に関する研究
Project/Area Number |
04201109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
和泉 正哲 東北大学, 工学部, 教授 (10005506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 弘行 京都大学, 防災研究所, 教授 (80025949)
柴田 明徳 東北大学, 工学部, 教授 (30005251)
柳沢 栄司 東北大学, 工学部, 教授 (10005324)
大竹 政和 東北大学, 理学部, 教授 (60203816)
伯野 元彦 東洋大学, 工学部, 教授 (10016321)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥47,500,000 (Direct Cost: ¥47,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥47,500,000 (Direct Cost: ¥47,500,000)
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Keywords | 減衰 / 不整形地盤 / 液状化 / 上下動 / 構造物群 / 都市機能 / ライフライン / 耐震設計 |
Research Abstract |
1.概説:地震学、地震工学、都市・耐震工学など関連分野の現状と将来の展望、解決すべき問題点をまとめ、さらに内陸・近地地震とそれによる被害の特徴を検討した。 2.近地地震を主とした地震動特性とその予測:地震動の特性を震源過程(モデル化とパラメタ推定)、波動伝播特性(減衰)、およびサイトでの応答特性などから多面的に明らかにし、またその予測手法および関東地方を考慮した実例を示した。 3.地盤震動:不整形地盤の応答特性と液状化を含む砂地盤の変状について、理論、地震観測、調査、実験等により検討した。また大規模構造物やライフラインへの地震入力を考える際に重要な地震動の空間特性について、理論的検討を行った。 4.構造物の地震応答と被害、耐震性:近地地震による構造物、構造物内物品、構造物群、都市施設等の挙動や予想される被害を解析し、耐震化のために行うべき事項をまとめた。 5.都市機能の地震被害の特徴とその対策:ライフライン系の地震被害予測や地震リスク評価に関して、多岐にわたる新しい視点を示した。また災害時の情報処理や復旧支援システムについても検討している。 6.設計用荷重:耐震構造物を実現するために最も関連深い構造物設計用荷重の意義や問題点を整理し、その設定に関わる理論をまとめ、かつ近地地震を含めた設計用地震荷重の案を示した。 最後に、現状ではコンピュータの助けもあって、都市における災害評価と防災設計を従来に比して格段に複雑・精密化することが可能になりつつあり、そのために本研究の成果が重要であることを述べてまとめている。
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Report
(1 results)
Research Products
(16 results)