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火山活動による火砕流および火山泥流災害発生規模の予測に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04201135
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

谷口 義信  宮崎大学, 農学部, 教授 (70041051)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 下川 悦郎  鹿児島大学, 農学部, 教授 (60041670)
疋田 誠  鹿児島工業高等恵門学校, 教授 (90044619)
後藤 恵之輔  長崎大学, 工学部, 教授 (00037954)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords火砕流 / 見かけの摩擦係数 / 火山泥流 / 無次元掃流力 / 地表面の相対温度分布 / 植生の活性 / 火山灰堆積量 / 深層透過量
Research Abstract

模型実験の結果によれば、火砕流の見かけの摩擦係数は0.154となり、普通の土砂の摩擦係数に比べるとかなり小さくなる。これを水蒸気圧の発生からみた場合、およそ50%〜90%の有効応力の減少が起こることが明らかになった。しかし火砕流も地形的要因の影響をかなり強く受けることが明らかとなった。火砕流礫の冷却時間はほぼ礫径の3乗に比例することがわかった。雲仙普賢岳では上流裸地斜面と下流の土石流堆積域、および森林植生域に明確な火山灰の堆積特徴がみられることがわかった。霧島においては高千穂・新燃岳・韓国岳・飯盛山を結ぶ構造線上の韓国岳、高千穂、山田町の崩壊分布密度が圧倒的に高い。構造線の南側については、地震直後の影響を強く受けることがわかった。新燃岳火口では1822年の旧火孔一帯の相対温度が最も大きく、硫黄谷でも10以上の高い異常部がみられた。さらに新燃岳火山灰は水を含むとせん断抵抗が約1/10に低下し、また流動時のせん断抵抗も極端に小さく、今後奮火があった場合、大規模な火山泥流の発生する危険性が高い。1991年6月30日の水無川の大規模土石流を流体力の面から検討した結果全般的にF*≧1となった。1992年8月8日の火山泥流(土石流)の流速はほぼ6m/sec〜9m/secであったと推定される。植生と火山活動に関するRVIによる画像解析の結果、雲仙普賢岳では1991年4月から1年後において植生活性レベルは次第に高くなりつつあるのがわかった。一方霧島では一旦火山爆発によって森林が破壊されると、それが回復するには、80年〜180年の時間が必要であることがわかった。つぎに桜島では土石流の発生が主として表面流に起因していることが明らかとなった。しかし西道川流域における降水量の80〜82%が実際には消失量となり、かなりの降雨雨量が深層透過量として消費されていることもわかった。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 谷口 義信: "土石流の発生とその対策" 農業土木学会農地保全の研究. 13. 60-79 (1992)

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      1992 Annual Research Report

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Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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