高潮の氾濫による社会基盤施設の破壊と被害 予測法に関する研究
Project/Area Number |
04201138
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
服部 昌太郎 中央大学, 理工学部, 教授 (90055070)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯部 雅彦 東京大学, 工学部, 教授 (20114374)
安田 孝志 岐阜大学, 工学部, 教授 (10093329)
岩田 好一朗 名古屋大学, 工学部, 教授 (10029150)
藤井 健 京都産業大学, 教養部, 教授 (10065807)
河田 恵昭 京都大学, 防災研究所, 助教授 (10027295)
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Project Period (FY) |
1990 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
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Keywords | 高潮 / 洪水 / 地球温暖化 / 数値シミュレーション / 異常気象 / 波浪 / 災害 / 沿岸構造物 |
Research Abstract |
高潮災害の変遷と新たな災害形態の予測 都市活動の中枢機能となっている、情報、エネルギー等の伝達・輸送施設を収納する地下空間の浸水・破壊が、これまでの災害と質的に異なる新たな被災形態となることを踏まえて、東京と大阪のゼロメータ地帯の地下空間施設での氾濫・浸水シミュレーションを実施し、長期にわたる浸水被害過程の引き起こす問題点の検討を行った。巨大台風の特性と高潮・豪雨の極値 台風の長期間データをもとに、将来の台風の強大化が及ぼす高潮災害特性への影響の数値シミュレイションと、それにともなう強降雨・高潮の非定常同時生起確率による推算モデルを確立し、関西地区への適用からその妥当性を検討した。高潮・波浪・洪水氾濫による社会基盤施設の破壊 幅広潜堤の被災の限界と対策の解明を、被覆ブロックの移動、強制砕波に着目した理論・実験的検討、護岸の越波量算定理論と実験検証、耐波構造物破壊因となる作用衝撃波力の算定、また河川堤防決壊対策の信頼設計法による評価の現地への適用とその確立を行った。高潮・洪水の氾濫機構と制御 高潮と波浪の同時計算数値モデルにより、海面上昇・台風巨大化を考慮した東京湾沿岸での災害危険地域分布図を作成した。洪水氾濫は益田・浜田両河川を対象として数値モデルで検討し、被災軽減対策としての河川改修・市街地排水処理河川整備のあり方と効果を提案・確認した。社会基盤施設の被災形態と被害予測 東京・大阪及び伊勢湾沿岸地区を取り上げ、氾濫水の地上と地下空間での挙動と、高潮・洪水氾濫に対する地形と対策工の配置効果に対して検討を行い、地域全体としての氾濫災害対策のより合理的な計画策定法の提案を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(21 results)