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避難時間決定のシミュレーション実験

Research Project

Project/Area Number 04201208
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

菊池 章夫  東京工業大学, 工学部, 教授 (10007289)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 徃住 彰文  東京工業大学, 工学部, 助教授 (50125332)
林 理  東京工業大学, 工学部, 助手 (40228565)
穐山 貞登  芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (50016341)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Keywords避難行動 / 火災 / 水害 / 避難開始
Research Abstract

避難開始の決定は避難者の態度と災害の性質に依存する。そこで本研究では複数の異なった災害を取り上げることとした。本研究で取り上げた災害は広域火災と水害である。この2つの災害は災害が発生してから対応が困難な規模に拡大するまでに時間的余裕がある。それゆえ、この種の災害においては避難開始の決定に個人差が大きいと考えられる。その個人差を対話型シミュレーションモデルを用いて検討した。
本研究ではまず災害が拡大する場面のシミュレーションモデルを作成した。被験者はコンピュータの画面を見て避難を開始するかどうかを決定する。
画面には住宅地を表示し、遠方から災害が拡大する状況を示した。疲験者はやや高い位置にある自宅から見下ろす形になる。そして火災については遠方で出火した火災が拡大する形とした。水害については低い方から少しずつ水位が上昇する状況を画面に表示した。このシミュレーションモデルを用いて実験を行なった。
避難開始の決定はさまざまな個人的要因によって規定されている。本研究では個人的要因のうち被験者の態度を取り上げた。規範指向性の強い被験者の場合、避難開始の決定が早くなる傾向が見られた。この傾向は誘導員の傾向と同一のものである。
一般の避難者も自己の状況判断に基づいて避難開始を決定する。これは一般住民への対応においても「避難命令に従う」という教育では不充分であることを示唆するものである。災害対応計画においても「避難は命令に従って」という方針は再検討する必要があると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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