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檜の年輪情報に基づいた巨大災害発生と降雨強度との関連性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04201214
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

八嶋 厚  岐阜大学, 工学部, 助教授 (90144394)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宝 馨  岐阜大学, 工学部, 助教授 (80144327)
岡 二三生  岐阜大学, 工学部, 教授 (10111923)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords年輪 / 巨大災害 / 降雨強度 / 異常気象 / 確率的関数 / カルマンフィルタ / 気候変動
Research Abstract

異常気候に原因する将来の巨大災害の発生を予測し、その災害を軽減するためには、過去に発生した巨大災害の発生法則とその復元、および災害発生地の地域性とその変遷に関する研究が必要である。このために以下の手順で研究を進めた。
・過去の気候変動を語る1つの媒体として、研究組織の地域性を考慮し、木曽系檜の年輪を選び、まず年輪幅の変動と気候変動の間に確率的関数を提案した。
・木曽系檜年輪幅変動と気候変動の相関を最もよく近似する線形および非線形確率的関数を探索するために、そのシステムで用いられるパラメータの最適化をカルマンフィルタを用いて行った。
・最適化された確率的関数パラメータセットと奈良国立文化財センターで再現された約1,000年間の木曽系檜年輪幅データを用いてこの期間の古気候変動情報を再現した。
・カルマンフィルタを用いてパラメータが一定値に収束していく過程において現われるギャップは、仮定したシステムでは表現できないノイズ、つまり何らかの外的撹乱と考えられるので、その周辺の気候変動や社会的変動については特に注目する。したがって、古資料等に見られる巨大災害発生と本研究で再現した古気候データの関連性を調査・分析した。
本研究で提案した手法を用いれば、気候変動データが入手されていない古い時代の降雨強度を推定し、古資料等に見られる巨大災害発生との関連性を調査・分析することができる。このような研究により、将来起こり得るカタストロフィックな巨大災害と異常気象との関係について、その法則性を見出すことがある程度可能となる。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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