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低湿地からのメタン放散量推定に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04202201
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Institution国立公衆衛生院

Principal Investigator

井上 雄三  国立公衆衛生院, 廃棄物工学部, 主任研究官 (10109481)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords温暖化 / メタン放散 / 湿原 / メタン生成細薗 / メタン酸化細薗 / 土穣中ガス移動
Research Abstract

本研究では低湿地からのメタン放散をモニタリングし、気候、地下水文、土穣物理・化学、地形、植生及び微生物生息条件とメタン放散との関連を明らかにしようとしたものである。特に土穣層におけるメタンの発生ゾーンと消費ゾーンのゾーニングと地下水位との関係、メタン発生速度影響因子及び地表面への輸送に影響する因子を明らかにし、反応(発生と消費)と運送のモデルからメタン放散のモデルを構築することである。
地中の温度は季節によって大きく変動しており、微生物活性に大きく影響を与えることが予想される。そこで地中温季とメタンフラックスとの関係を調べると地表下20cmの温度と最も相関が高く、メタンフラックスが温度の対数に比例することが示された。メタンフラックスに影響を与える因子しとしては他にもいろいろな因子があるが、主として次の二つの因子、関与している微生物(メタン生成および酸化細薗)の相対的な活性に影響を与える因子および輸送速度に影響を与える因子がある。調査を行っている月ヶ湖湿原では別に調査を行ったアラスカツンドラ地帯と異なり、メタン生成・酸化細薗数ともに1〜2オーダー少なく、生物活性が相対的に低いことが示された。これは恐らく亜寒帯湿原が泥炭化しており(高濃度フミン酸を含んだ低pH土穣)、微生物の生息にとって厳しい環境であるためと思われる。このように有機物を大量に含んだ湿潤な環境であるにもかかわらず、メタンフラックスがそれほど大きくならないものと思われる。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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