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硫黄細菌の硫黄化合物分解活性の共生的従属栄養細菌により安定化

Research Project

Project/Area Number 04202217
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

片山 葉子  東京農工大学, 農学部, 助手 (90165415)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsコークス廃液 / 細菌の共生関係 / Thiobacillus thioparus / チオシアンの微生物処理 / チオシアン加水分解酵素
Research Abstract

硫黄酸化細菌であるThiobacillus thioparusのチオシアン分解活性は従属栄養細菌が共存する事により促進されることが示されている。本研究では分解菌と共存菌との間に成立する共生関係を中心に研究を行った。
1.共生関係の機構の解明:T.thioparusのチオシアン分解は初期濃度によって大きく影響を受け、20mM以上では培地中に残存した。しかし俊属栄養細菌の共存するN1 cultureでは50mMのチオシアン存在下でも完全分解を受ける事が明かとなった。T.thioparusの純粋培養にN1から単離されたC株を添加し混合培養を行うとチオシアン分解の阻害は見られず、T.thioparusのチオシアン分解がこの様な従属細菌の共存によって促進される事が明かとなった。T.thioparusをチオシアンで生育させると培地中には数種のアミノ酸の蓄積が見られ、特に分解が途中で停止した培養系では蓄積が4倍以上となった。一方、別の生育基質であるチオ硫酸塩を用いて培養した場合アミノ酸の蓄積は全く見られなかった。T.thioparusは絶対化学合成細菌であり有機物は生育にとって阻害的に働くので、本研究でみられたチオシアン分解の促進効果は従属栄養細菌がこれらの物質を除去することによってT.thioparusのチオシアン分解活性を維持する可能性が考えられた。
2.共生関係が成立するための細菌集団の定量的解析:共生関係を成立させるための細菌の初期混合比率は分解菌1に対しC株が1/10〜1の細胞数で存在するのが最適でありそれ以上では逆に阻害がみられた。本研究において申請した顕微鏡は計画通り購入されこれを用いた総菌数の計測とCFUに基づく結果を総合し混合培養系における各々の細菌数の動態を追う事が出来た。ポピュレーションバランスをさらに解析するために今後は蛍光抗体法やDNAプローブ法を導入し、活性汚泥中における特定微生物の挙動を明らかにする予定である。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yoko Katayama: "A thiocyanate hydrolase of Thiobacillus thioparus." Journal of Biological Chemistry. 267. 9170-9175 (1992)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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