Project/Area Number |
04204002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
若槻 雅男 筑波大学, 物質工学系, 教授 (50114153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 真理 分子科学研究所, 助教授 (70001724)
八木 健彦 東京大学, 物性研究所, 助教授 (20126189)
宮本 欽生 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (60107084)
長田 義仁 北海道大学, 理学部, 教授 (60007804)
松井 正顕 名古屋大学, 工学部, 教授 (90013531)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥21,000,000 (Direct Cost: ¥21,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥21,000,000 (Direct Cost: ¥21,000,000)
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Keywords | 高圧力 / 格子定数制御 / 燃焼反応 / プラズマ重合 / 表面光化学反応 / ダイヤモンド / 傾斜機能材料 / 磁性 |
Research Abstract |
1.高圧利用材料作製プロセス:結晶性のよい単結晶ダイヤモンドの育成条件の決定及び不純物(特にNi,N)の分析・取り込み過程の解析で、両者の濃度の間の相関等を含めて機能性(高純度)ダイヤモンドの作製について一通りの結論を得た(若槻)。関連物質として、黒鉛→六方晶ダイヤモンド圧力誘起相転移をin situ X線回折で追跡し、その全貌を明らかにした(八木)。更に、wBNのラマンシフト(920,1020cm^<-1>)も初めて観察した(若槻)。またベンゼンを含む有機二元系からのベンゼン晶出への圧力効果を観察し、ラフニング転移への圧力効果を初めて観察すると共に物質分離(精製)過程への応用技術も確立した(若槻)。 2.非平衡相の磁性制御:Cu(Ni)、Cu(Au)を下地としてfcc-Feをエピタキシャル成長させ、その格子定数を-1.9%〜+4%の間で制御した。+1%に対して磁紀モーメントは2から2.7μ_Bへ、また-1.9%に対して強磁性の消失という著しい変化を確認、磁性薄膜装置への応用可能性も示した(松井正)。 3.セラミックス複合機能材料の燃焼合成:Siの窒化熱やTiの炭化焼による傾斜機能材料(Cr203/Ni/Cr203)の合成や接着(AIN/Cu)を行い、強度等の評価によって本課題の成果の応用面を実証した(宮本)。 4.非平衡プラズマによる高次構造膜合成:チタンを含む有機/金属多相膜を合成し、水溶液、有機溶液中でも発生できる光電流、光起電力を観察した。重合条件を調整し、メチレンブルーの光環元を確認、光ボルタ電池構築の可能性も明らかにした(長田)。 5.表面光化学反応による機能性表面:銀上に吸着したペンタ鉄カルボニル分解過程を、SORによる極端紫外光照射のもと、高感度反射赤外分光、X線光電子分光、昇温脱離法で追跡し、プロセスの低温性、分子種と反応場所の選択性を利点とする表面光化学反応の機構を明らかにした(佐藤)。
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