クロロプラスト-アルカリホスファターゼ融合系タンパクを用いた有機リンセンサの構築
Project/Area Number |
04205111
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
加茂 安彦 九州工業大学, 工学部, 教授 (90039040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柿本 幸司 九州工業大学, 工学部, 助手 (00117300)
園元 謙二 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10154717)
木藤 武利 九州工業大学, 工学部, 教授 (10039076)
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Project Period (FY) |
1990 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | クロロプラスト / アルカリホスファターゼ / 有機リンセンサ |
Research Abstract |
クロロプラスト(CLP)とアルカリホスファターゼ(APS)をポリビニルアルコールで固定化した膜素子と酸素電極を組み合わせて有機リンセンサを構築した。このセンサはグルコース-1-リン酸などの有機リン酸エステル化合物に適用でき、比較的多くの化合物の定量に用いられることが判ったが、寿命が短いという欠点は大中に改良できなかった。そこで、(1)グルコースオキシダーゼ(GOD)とAPSの組み合わせ、および(2)ピルビン酸オキシダーゼとAPSの組み合わせによって、2種類のFIAタイプのセンサを構築した。これら3種のセンサについて、特性を比較検討した、 CLP-APSセンサは基質に対して4-20mMの濃度範囲で良好な直線性を示したが、30回以上の連続測定は不可能であった。 GOD-APS-FIAセンサは0.6-4mMで直線性を示し、感度は良好であったが、基質としてはグルコースリン酸素に限定される欠点を有している。 POD-APS-FIAセンサは、直線検量範囲が10-40mMと最も感度が悪かったが、広い基質の測定に適し、しかも長寿命であった。感度の悪さを改良するには、固定化法の検討やシステム稼動緩衝液の検討など、検討すべき点が多い。
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Report
(1 results)
Research Products
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