DNA多型を示す野生遺伝子を導入した疾患モデルマウスの遺伝生化学的研究
Project/Area Number |
04206209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Institute for Developmental Research, Aichi Human Service Center |
Principal Investigator |
渡辺 智正 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 生化学部, 室長 (10100174)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | マウス / DNA多型 / RFLP / PCR多型 / 野生集団 / 染色体マッピング / 自己免疫疾患遺伝子 / 神経伝達物質受容体遺伝子 |
Research Abstract |
マウスは哺乳類の中で最も遺伝子学的研究の進んだ動物であるが、実験用マウスの変異遺伝子プールはそれほど大きくなく、そこで野生マウスの利用が重要な課題となってくる。私たちは、野生マウス由来の系統に岐阜県で採集された後近交化されたMOL-MITを用いている。とくに最近の遺伝子工学技術の進展により、RFLP法、PCR法等のDNA多型の検出技術が著しく進みつつあり、interspecific backcrossとの組合わせで遺伝子地図はより詳細なものになっている。これにより、各疾患遺伝子も正確な番地にマッピングすることが可能となり、番地が一致したプローブのCDNAが原因遺伝子であると同定された例も増えつつある。私たちは、これまでに異常リンパ球の増殖、血管炎.糸球体腎炎を自然発症する自己免疫患遺伝子CprおよびCpr^<cg>が、第19染色体23番地にあることを報告してきた。その番地の研究者によりT-cellの細胞死に引起こすFas antigenも同番地にマッピングされ、サザンブロット解析および塩基配列の決定により、Cpr遺伝子の本体がFas antigenであることが解明された。 中枢や末梢神経系に多彩な神経ペプチドが存在することが知られており、それらの受容体遺伝子についても次々とクローニングされてきている。しかし、その機能についてまだ不明な点も多く、私たちは既知の神経系疾患マウスとの関連を検討する目的で、神経伝達物質受容遺伝子のマッピングを試みた。その結果、Spr(Substance P recrptor)は第6染色体24番地に、Skr(substance K receptor)は第10染色体36番地に、Nkr(Neuromedine K receptor)は第3染色体26番地に、Nkr(Neurotencine receptot)は第2染色体87番地に同定された。Va(第3染色体)、V(第10染色体)などの神経疾患遺伝子との関連が示唆され、今後追跡する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)
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[Publications] Shimizu,A., Sakai,Y., Ohno,K., Masaki,S., Kuwano,R., Takahachi,Y., Miyashita,N., and Watanave,T.: "A molecular genetic linkage map of mouse chromosome 10,including the Myb,Slook,Pah.Sl, and Ifg genes." Biochemical Genetics. 30. 529-535 (1992)
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