アンデスにおける先史モンゴロイドの適応戦略と動植物利用
Project/Area Number |
04208112
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
山本 紀夫 国立民族学博物館, 第4研究部, 助教授 (90111088)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊井 茂行 明治学院大学, 一般教育教部, 助教授 (40205159)
稲村 哲也 愛知県立大学, 文学部, 助教授 (00203208)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | アンデス / 環境 / 先史モンゴロイド / 動植物の利用 / 適応戦略 / 植民地時代 / 植物モチーフ / ラクダ科動物 |
Research Abstract |
アンデスは世界一長大な山脈であり,そこには緯度および高度によって大きく異なる様々な環境がみられる。このような環境のなかで先史モンゴロイドは多種多様な動植物を利用することによって広域の拡散を可能にした。さらに,彼らは動植物を家畜化したり、栽培化することにより農耕を開始し,人口の増大も可能にした。本研究は,このような特徴をもつアンデス地域に焦点をあて,動植物の利用をとおして同地域における先史モンゴロイド集団の適応戦略の具体相を明らかにしようする。主たる研究の方法とその結果は次下のとおりである。 I.研究の方法 1)アンデス地域における民族学調査の成果のなかから当該テーマに関連する植物利用(山本)および動物利用(稲村)の資料を整理,分析した。2)先スペイン期の植物モチーフともつ土器約1000点の画像情報をコンピューターで整理,分析した(山本)。3)植民地時代の環境利用の資料を分析し,上記の動植物利用の資料を比較検討した(熊井)。 II.研究の結果 上記1)および2)の研究から,アンデスではラクダ科動物の利用およびイモ類の栽培がきわめて重要な適応戦略であるとの見通しを得たので,それらを中心とした論考を数編発表した。3)の研究は現在も継続中であるが興味ぶかい知見が得られている。 以上のように,研究代表者および分担者は,それぞれ個々には満足すべき成果をあげつつあるが,これらを統合する仕事が今後の課題である。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)