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土地利用混合の時間的変化・地域的差異を解析する手法の開発と適用

Research Project

Project/Area Number 04209108
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

吉川 徹  東京都立大学, 教養部, 講師 (90211656)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡部 篤行  東京大学, 工学部, 教授 (10114050)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords土地利用混合 / 土地利用構成比関数 / 集計円 / モンテカルロシミュレーション / 赤池情報量基準 / 多項分布
Research Abstract

この研究の目的は、地理情報システムに立脚したミクロな土地利用混合の解析手法を開発し、これを使って土地利用混合の時間的変化・空間的差異に対してさまざまな要因がおよぼしている影響を分析することにある。この目的のため、詳細な土地利用情報に立脚して土地利用混合状況をミクロに分析する手法として、土地利用構成比関数(各点で円集計を行なって求めた土地利用構成比)を開発した。
ミクロな土地利用混合状況の把握は、従来の500メートルメッシュなどの集計単位領域による土地利用構成比だけでは困難である。把握手法としてまず考えられるのは集計単位領域を小さくすることであるが、極限では敷地が集計単位領域となり、混合は把握できなくなる。一方、対象地域のすべての地点で土地利用構成比に当たる値を定義できれば、ミクロな混合状況把握が可能になる。この方法としては、対象地域のすべての地点でそこを中心としてある半径の円を描いて、その内部の土地利用構成比を計算する(走査円集計と呼ぶ)ことが考えられる。この結果、対象地域のすべての点でその周囲の土地利用構成比というベクトル関数(土地利用構成比関数と呼ぶ)が定義される。この土地利用構成比関数は対象地域の各地点での土地利用混合度であると同時に、次の解釈が可能である。第一は境界問題を考慮した土地利用構成比の導関数であり、第二は市街地の土地利用変化を多項分布で表わす下記の確率モデルにおける確率ベクトルの推定値である。
実際に土地利用構成比関数を計算するには集計円の半径を決定する必要がある。この研究ではこの方法として、複数の半径候補があるときに上記の第二の解釈のもとで最適な半径を赤池情報量基準によって選択する方法を開発し、モンテカルロシミュレーションで作成した市街地図に適用してその有効性を確かめた。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 吉川 徹: "「土地利用混合の解析手法としての土地利用構成比関数」" 日本都市情報学会全国大会予稿集. 7. 52-55 (1992)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report
  • [Publications] 吉川 徹: "「土地利用構成比関数:ミクロな土地利用を把握する一手法」" GISー理論と応用(地域情報システム学会論文集). 1. (1992)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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