Project/Area Number |
04211108
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
橋元 良明 東京大学, 社会情報研究所, 助教授 (50164801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣井 脩 (広井 脩) 東京大学, 社会情報研究所, 教授 (80092310)
白井 英俊 中京大学, 情報科学部, 助教授 (10134462)
荻野 綱男 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (00111443)
吉井 博明 文教大学, 情報学部, 教授 (10146269)
三上 俊治 東洋大学, 社会学部, 教授 (00114661)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥13,500,000 (Direct Cost: ¥13,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
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Keywords | パネル調査 / 情報行動 / メディア利用 / 職場の情報行動 / ワープロ / 留守番電話 / 言語行動 / マン-マシン・コミュニケーション / 情報化 / マン・マシーン・インタフェース / プログラミング・ツール / 情報環境 / 電子メール / マン・マシーン・インターフェース / 日本語ワープロ / 社会的脆弱性 |
Research Abstract |
1.生活領域における情報行動の変化(橋元、吉井、三上他) 東京都民を対象に実施したパネル調査を詳細に分析し、また職場での情報行動調査との関連をみた。その結果、人々の情報行動パターンは依然テレビ視聴などが中心であまり大きな変化が生じてないが、ワープロ利用行動などにおいては30代を中心に変化がみられること、職場での機器接触と自宅での情報機器所有率が極めて高い相関を示し、職場での情報環境が家庭に大きな影響を及ぼしていること等が実証された。また学生調査からは、学生のワープロ・パソコン所有も学校での情報教育から直接的な影響を受けていることが示された。さらに94年度「職場のコンピュータ利用調査」を実施し現在分析中である。 2.情報化と言語行動の変化(荻野) 筑波大学の学生を対象に電話のかけ方について調査を実施した。その結果、(1)学生は遠距離通話は実家程度しかせず、大変限定された通話行動をしていること、(2)電話の通話時間については特に個人ごとに大きな差があること、(3)パソコン通信をやっている人は、通話パターンが極めて特異であること、(4)留守番電話の影響で結果的に1秒程度の「短い通話」がかなり多くなっている、等のことが明らかになった。 人間と計算機とのコミュニケーションに関する研究(白井他) 初年度から前年度までに得られた理論的および実験的考察をもとに、マシンを介した人間間のコミュニケーション、およびマシンと人間との間のコミュニケーションに関するモデル構築を試みた。特に計算機の対話ツールを用いた場合と、電話等のメディアによる対話実験の場合とを比較し、計算機と人間とのよりよいコミュニケーションを実現するための問題点と発展性について考察を行った。
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