Project/Area Number |
04217105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
秋葉 欣哉 広島大学, 理学部, 教授 (20011538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細見 彰 筑波大学, 化学系, 教授 (00004440)
広部 雅昭 東京大学, 薬学部, 教授 (20012594)
野依 良治 名古屋大学, 理学部, 教授 (50022554)
玉尾 皓平 京都大学, 工学部, 助教授 (60026218)
鈴木 仁美 京都大学, 理学部, 教授 (50025342)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥32,400,000 (Direct Cost: ¥32,400,000)
Fiscal Year 1992: ¥32,400,000 (Direct Cost: ¥32,400,000)
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Keywords | 超原子価 / アート錯体 / スーパーオキシド / 渡環相互作用 / 活性1,3-双極子 / 典型金属元素 |
Research Abstract |
超原子価をもつ4配位(10-X-4)・5配位(10-X-5)・6配位(12-X-6)のリン・アンチモン・ビスマスを中心原子とする有機典型元素化合物をMartinリガンドを用いて安定化し,合成・単離に成功した。アート錯体であるアンチン・ビスマスの10-X-4化合物をX線回折により構造を精密に解析した。(秋葉)スルホニル基とビスマス原子の渡環相互作用による超原子価結合の生成を鍵段階とする立体選択的反応を開発した。(鈴木)ナフタレンの1,8-位に電子求引基をもつシリル基とジメチルアミノ基を配置すると,ケイ素一窒素間に超原子価結合が生成することを証明し,ケイ素上の置換基のカップリング反応を行った。(玉尾) 生理活性物質プロスタグランジン合成の鍵反応の中間体として超原子価をもつスズアート錯体(10-Sn-5)が存在することを見い出した。基本的構造をもつスズアート錯体を合成・単離し,メスバウアー効果・X線回折・DynamicNMR等により構造および結合の性質を解明した。(野依)異常原子価をもつジオキサチアペンタレン類が生体内において活性酸素種O^-_2を生成することを見い出した。大腸菌存在下で,各種のジオキサチアペンタレンが多量のO^-_2を生成することをスーパーオキシドディスムターゼ添加実験等から明らかにし,大腸菌生育に対する阻害効果と活性酸素増産能,ジオキサチアペンタレンの酸化還元電位との間によい相関があることを明らかにした。(広部)トリメチルシリル基をフッ素アニオンで脱離させ,反応系中に活性な1,3-双極子を発生させ,ヘテロ原子を含む各種5員環化合物の新規合成法を開発した。(細見)
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)