Project/Area Number |
04217227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
南 享 九州工業大学, 工学部, 教授 (10029134)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 淳士 九州工業大学, 工学部, 講師 (70184611)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | ビニルホスホナート / 分子内エン反応 / ルイス酸 / カダランセスキテルペン / α-ホスホノ-β-ラクタム / α-ホスホノ-γ-ラクタム |
Research Abstract |
本研究は高活性ホスホラン中間体を活用する有用物質の簡便合成法の開発を目的としている。本研究では次の2つのテーマについて研究を行った。 (1)ビニルホスホナートの分子内エン反応を用いるセスキテルペン類の簡便合成 シトロネラール及びメロナールとホスホノ酢酸エステルをClTi(O^iPr)_3存在下、縮合反応を行い、立体特異的に8ビニルホスホナートも2を合成した。1,2をEtAlCl_2,SnCl_4,TiCl_2(O^iPr)_2等のルイス酸存在下、分子内エン反応を行ったところ、立体特異的にエン反応生成物3,4が得られた。3,4とパラホルムアルデヒドとのWittig-Horner反応を行うことにより、1,5-ジエンが高収率で得られた。このジエンはさらにEtAlCl_2を作用させることにより、分子内エン反応生成物である二環式化合物5,6の合成に成功した。5より高収率でCadalaneセスキテルピン類への誘導に成功した。 (2)α-ジエチルホスホノ酢酸アミドを用いるα-ホスホノラクタム類の簡便合成 α-ジエチルホスホノ酢酸アミドのジアゾ化により調製されるα-ジアゾ-α-ホスホノ酢酸アミド類はRh_2(OCOCH_3)_4触媒存在下、C-H挿入反応が起こり、α-ホスホノ-β-ラクタム7及びγ-ラクタム8が良好な収率で簡便合成出来ることを見出した。得られたラクタム類7及び8はパラホルムアルデヒドとの反応により、α-トチレンラクタム9及び10へ容易に誘導出来た。得られた9及び10は容易にα-アミノラクタム類へ官能基変換が出来た。出発物質として、環状アミドを用いると、α-ホスホノカルバペナム及びカルバセフアム等の双環ラクタム類の容易に誘導出来た。
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