Project/Area Number |
04220229
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
畑中 顯和 山口大学, 農学部, 教授 (90035098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶原 忠彦 山口大学, 農学部, 教授 (90035121)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | リポキシゲナーゼ(LOX) / HPO Lyase(開裂酵素) / LOXに特異的な抗体 / 基質特異性 / 生成物特異性 / LOXと抗体の交差反応 |
Research Abstract |
本年度申請書に従って、1,2)基質構造異性体;Aグループ(ジエン系)リノール酸のω位より(9Z,12Z)を含む10位まで固定、11位より全炭素数14〜24を合成。Bグループ(トリエン系)(9Z,12Z,15Z)以下Aと同じ。Cグループ(ジエン系)α位より(9Z,12Z)を含む13位までを固定、14位よりω位に向って全炭素数24までを合成。 酵素源、a.大豆種子、b.キウリ幼苗、c.小麦種子のリポキシゲナーゼ:(LOX)を用いO_2添加の基質特異性を検べた。Aグループに対して、a-LOX活性はC_<16>より活性上昇C_<20>でピーク以下下降。b-LOXはC_<17>より上昇、C_<19>でピークをC_<24>でなおC_<18>の35%の活性をもつ。即ちa、bのそれはLOXの親水領域でルーズである。またaのO_2添加の立体選択性は、ω6(Z,E)にb.ではω6(Z,E)とω10(E,Z)、Cはω10(E,Z)に特異性を示した。Bグループのaに対しては、C_<18>のみに活性を示した。このことからLOXの親水領域、疎水のそれおよび活性部位(C_<11>のHs,H_Rの立体選択的引抜き)に於ける反応の特異性が明確になり、a,bは親水領域ではオープン構造を、Cではポケット構造を、また活性部位のFe^<3+>との鎖体立体構造は点対称性を示すことをはじめ重要な知見が数多く明らかになった。3、4)開裂酵素による開裂活性についてはAグループのヒドロペルオキシドのそれはC_<18>を1するとC_<22>でピークを2.5、C_<24>で2。BグループのそれではC_<18>で10、C_<22>では25で、親水領域ではかなりルーズであることなどが判り、これらの光学特異性は(S)型のみを開裂することなど開裂反応性の実態が明らかになった。LOX-開裂酵素系のリレー系については目下実験結果の解析中であるがこの二つの酵素リレー系は制限コントロールする因子が存在し、LOXでの活性を制御するのみならず、開裂の基質の認識が極めて選択性を示すことなどが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)