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超並列オペレーティングシステム実現のためのマイクロ・カーネルとその通信に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04235209
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

萩野 達也  慶應義塾大学, 環境情報学部, 助教授 (80201705)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村井 純  慶應義塾大学, 環境情報学部, 助教授 (50174256)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Keywords超並列 / オペレーティング・システム / マイクロ・カーネル / パーティション
Research Abstract

超並列計算機のユーザには,色々な種類が考えられる。OSの提供する機能をそのまま利用するユーザ,OSの提供する機能を少し変更と利用するユーザ,ハードウェアを生に使いできるだけ性能を出すようにするため,OSの機能が逆に邪魔になるユーザなどが考えられる。このような色々な要求が考えられる場合,OSが単一のインターフェイスを提供するわけにはいなかい。OSは提供するレベル応じて階層的に分けられるべきである。その最下層に位置するのがマイクロ・カーネルである。ハードウェアを生に使いたいユーザもプロテクションの関係からマイクロ・カーネルの上にプログラムを書かなくとはならない。そのため,マイクロ・カーネルは非常にオーバーヘッドの少ないものでなくてはならない。機能としては,パーティションに分けられたPE(プロセッシング・エレメント)が別のパーティションと干渉しないようにすること,メモリ管理,スレッド管理,超並列通信,パーティション間通信などが必要である。このように従来のマイクロ・カーネルより機能の限定したメタ・マイクロ・カーネルを実現する必要がある。
このように最小機能を備えたメタ・マイクロ・カーネルのプロトタイプを作成した。現在は単体であるが,今後,共有メモリ型の計算機にも移植を行ない実験を行なう予定である。また,ネットワークにも対応し,超並列をシュミレートする予定である。
超並列通信機能に関しては,メタ・マイクロ・カーネルは,その上でのOSの実現を可能にする通信機能と,ユーザのプログラムにおいて利用する機能を実現しなくてはならない。超並列通信を行なうたびにカーネルの仲介を必要としたので性能を出すことができない。通信の初期化および通信が長時間ブロックされる場合にのみカーネルは仲介し、それ以外の場合には完全にユーザ・レベルで通信できる必要がある。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 萩野 達也,山岸 欣也: "ToMマイクロ・カーネル" 電子情報通信学会論文誌. J75-D-1NO.8. 555-562 (1992)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report
  • [Publications] 萩野 達也,徳田 英幸,斎藤 信男,松岡 聡,米澤 明憲,砂原 秀樹,多田 好克,柴山 悦哉,篠田 陽一: "超並列計算機のためのオペレーティングシステムの構想" 情報処理学会オペレーティグシステム研究会平成5年3月19日. (1993)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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