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音声コミュニケーションにおける感性情報の表出・受容過程の定量的解析とモデル化

Research Project

Project/Area Number 04236103
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

広瀬 啓吉  東京大学, 工学部, 助教授 (50111472)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柳田 益造  通信総合研究所, 関西支所, 室長
藤崎 博也  東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (80010776)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords音声コミュニケーション / 感性情報 / パラ言語情報 / 非言語情報 / 基本周波数パターン / アクセント型 / 音声合成 / 知覚実験
Research Abstract

本研究は、音声によって表わされる感性情報を、パラ言語情報と非言語情報とに分け、それぞれが話し手の音声の音響的特徴を介して表出されまた聴き手に受容される過程、さらには聴き手の側に新たな感情が生成される過程を、定量的に解析して定式化することにより、音声を介する人間相互のコミュニケーションにおいて感性情報の占める役割を明らかにすることを目的としている。さらに、得られた知見を音声合成および音声認識に導入して、人間と機械の間のコミュニケーションの精緻化にも寄与することを目標とする。本年度は、主としてパラ言語情報に焦点を当てて研究を進め、当初計画をほぼ満たす以下の実績をあげた。
(1)対象とする文を選定し、それを各種の意図をもって発音した連続音声を、東京方言の男性話者と、女性話者について収集した。選定とした文は短文であり、種々のアクセント型の組合せの文を用意した。
(2)収集した音声資料について、その韻律的特徴、特に、基本周波数パターンを生成過程のモデルを用いて分析した。得られた結果と話し手の意図とを比較することにより、主として、「断定」は動詞句のアクセント指令の大きさ、「疑問,勧誘,反論」は文末モーラの基本周波数の上げによって表出されることを明らかにした。また、指令の大きさなどの具体的な値がアクセント型によって異なることを示した。
(3)自然音声を用いた聴取実験によって、表出・受容の関係を同一個人および異なる人の間で調べ、その異同を明らかにした。
(4)自然音声の分析結果を基に、基本周波数パターンのパラメータを制御した合成音声を作成して聴取実験を行った。結果からパラメータとパラ言語情報との関係を定量的に明らかにし、簡単な韻律規則としてまとめた。また、アクセント型本来の基本周波数の下げが、知覚上重要であることを示した。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 滝沢 修: "駄洒落処理の工学的実現について" 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会資料. SIG-SLUD-9202-5. 37-46 (1992)

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  • [Publications] 藤崎 博也: "音声の韻律的特徴による発話意図の表現" 日本音響学会春季研究発表会講演論文集. I. (1993)

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  • [Publications] 広瀬 啓吉: "音声の韻律的特徴による発話意図の知覚" 日本音響学会春季研究発表会講演論文集. I. (1993)

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Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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