Project/Area Number |
04248102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
橋本 敬太郎 山梨医科大学, 医学部, 教授 (10004665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真柴 裕人 鳥取大学, 医学部, 教授 (40038617)
笠貫 宏 東京女子医科大学, 講師 (40096574)
中屋 豊 徳島大学, 医学部, 講師 (50136222)
橋場 邦武 長崎大学, 医学部, 名誉教授 (40039483)
飯沼 宏之 心臓血管研究所, 部長
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥25,200,000 (Direct Cost: ¥25,200,000)
Fiscal Year 1992: ¥25,200,000 (Direct Cost: ¥25,200,000)
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Keywords | 抗不整脈薬 / 加算心電図 / 電気的除細動 / Naチャネル抑制薬 / アミオダロン / カテーテルアブレーション / クラスIII抗不整脈薬 / イオン電流 |
Research Abstract |
不整脈治療の主要な手段である抗不整脈薬、電気的治療法について、細胞レベルから臨床まで広囲に亙る方法論を用いて研究した。クラスI抗不整脈薬の作用部位であるNaチャネルについて真柴は抗不整脈薬の結合がチャネルの活性化状態でどう変化するかの実験方法を確立しトカイニドについて分析した。臨床的には早川は加算平均心電図を用いて、クラスI〜IVの各薬物の作用の特徴が認められるか、また催不整脈作用を予測する変化があるかを昨年より症例を増やして検討した。クラスIII抗不整脈薬に関しては、菅野と中屋は多細胞摘出心筋標本で新規の薬物を比較するとともに、単離心筋細胞の電位固定法によりどのK電流を抑制するかについて検討し、クラスIII薬物間の差を明らかにした。また橋本はアミオダロンを含む抗不整脈薬のイヌ不整脈に対する作用を検討し、アミオダロンに関しては抗不整脈薬としての有用性とともに催不整脈作用があること、クラスIIIだけでは説明できない作用があることを明らかにした。橋場はクラスIIIの薬物の上室性不整脈に対する作用を、イヌのモデルと臨床例を増加させて検討した。飯沼はイヌの心室細動誘発モデルに対してクラスIII抗不整脈薬の有用性を示した。山崎はCaの細胞内の変化を指標に虚血や再潅流時の不整脈の発生機序を検討するとともに、Mgイオンの有用性につき研究した。不整脈の電気的治療に関して、摘出心筋に対する通電の作用を児玉、笠貫が、生体位心臓については飯沼が検討し、さらにイヌでアブレーション時に血行動態に対する危険な作用がありえることを指摘したが、臨床での成績は比較的良好であることも明らかにした。また中屋は心磁界計測による不整脈発生源同定に関しての技術の進歩を示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)